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【UFC ESPN64】ボルハスがサークリングとジャブ・右ストレートで翻弄、ロドリゲスを判定で下す

<127ポンド契約/5分3R>
ケヴィン・ボルハス(ペルー)
Def.3-0:30-27.30-27.29-28.
ロナルド・ロドリゲス(メキシコ)

フライ級で予定されていた一戦はロドリゲスが計量オーバーのため127ポンド契約で行われた。じりじりと前に出るロドリゲスがジャブと右ロー、ボルハスもジャブと右カーフを返す。ロドリゲスはスピニングバックキック、スイッチして左の二段蹴り、左ミドルを蹴る。ここでロドリゲスがオーソドックスに戻すと、ボルハスがロドリゲスの左フックに右ストレートを合わせてロドリゲスがダウン。ロドリゲスは後転して立ち上がると、手招きしてボルハスを挑発する。

ボルハスはロドリゲスの右カーフに右ストレートを合わせて左ボディ。ロドリゲスも右ストレートから左フック、スイッチして左ミドルを蹴る。ロドリゲスは前に出てスピニングバックキック、右ロー。ボルハスは蹴り足を取って右ストレートを狙い、鋭いワンツーを伸ばす。さらにボルハスが右ストレートでスリップダウンさせると、ボディに左のテンカオを突き刺す。

ロドリゲスも前に出て右ストレートから左フック、サウスポーで前に出ていくが、ボルハスが右の飛びヒザ蹴りを狙う。そこにロドリゲスはダブルレッグに入って、残り10秒でテイクダウン。ボルハスに尻餅をつかせてラウンド終了となった。

2R、ロドリゲスは積極的にパンチで前に出て、二段蹴りを見せるが当たらない。ボルハスは距離を取ってワンツー、ロドリゲスの左フックに左フックを返す。ロドリゲスは右カーフと左フック、ボルハスは右ストレートと左フック、ジャブで距離を取って組ませない。さらにボルハスはロドリゲスの飛びヒザ蹴りには右ストレートを狙い、ロドリゲスの左フックに対して右ストレートを立て続けにヒットさせる。

ロドリゲスは前に出てスピニングバックキックを出すが不発。逆にボルハスはロドリゲスがスイッチして左ストレートを打つと、必ず右ストレートを打ち返す。さらにボルハスはロドリゲスの右ローに右ストレートと左フックを合わせ、サークリングして距離を取る。

ボルハスはロドリゲスの派手な蹴り技も空振りさせ、ロドリゲスが右アッパーから組もうとするが、ボルハスは距離を取って組ませない。ロドリゲスが左ストレートからシングルレッグに入り、四つの攻防になるとヒザ蹴り。ボルハスはヒジを返し、ロドリゲスもスピニングバックフィストを見せた。

3R、ボルハスは距離を取りながら右カーフと右ストレート、ロドリゲスは左手を伸ばして左フックで前に出る。ロドリゲスはワンツー、ジャブから左ボディをコンパクトに当て、大振りのボルハスのパンチを空振りさせて右ストレートを当てる。ロドリゲスの右フックも当たるが、ボルハスはすぐに態勢を立て直してジャブと右ストレートを当てる。

ロドリゲスは左右のフックで前に出るが、ボルハスの右ストレートが何度もヒットする。ロドリゲスはスイッチして右フックから入っていくが、これも当たらない。逆にロドリゲスは構えを崩さずジャブとワンツーを繰り返す。右カーフの蹴り合いから、ロドリゲスがジャブから右フックと左ミドル。ボルハスも左ミドルを蹴って、やはりジャブと右ストレートを返し続ける。

残り1分、ロドリゲスが右カーフからジャンプしての左ミドル。ボルハスは冷静にジャブを当て、ロドリゲスのパンチの強振を空振りさせて右ストレートを当てた。判定は3-0でボルハスが勝利。大振りなパンチで前進するロドリゲスに対し、サークリングからジャブ・右ストレートを当てたボルハスが勝利を掴んだ。


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