【PFL Road to Dubai CS】脅威のTD能力とコントロール術。イブラヒモフがモホノナに完勝&9勝0敗に
【写真】この選手はぜひとも、ワールドトーナメントで見てみたい(C)PFL
<147ポンド契約/5分3R>
イブラヒム・イブラヒモフ(英国)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
ケニー・モホノアナ(アイルランド)
モホノアナの計量失敗で、キャッチウェイト戦となった一戦。ダゲスタン出身&マンチェスター在住のイブラヒモフがサウスポーのモホノアナをインローで蹴り、バランスを崩させる。組んだモホノアナだが、腰に乗せたイブラヒモフが背負い投げを決めサイドで抑える。モホノアナはハーフに戻し、フルガードを取る。下からエルボーを打ち込むモホノアナは、手首を取って三角を狙う。
イブラヒムはケージにモホノアナを押し込み、バタフライガードを越えにかかる。ケージを背負ったモホノアナを跨いだ形のイブラヒムだったが、離れてボディコントロールへ。モホノアナがギロチンを仕掛けるが、頭を抜いたイブラヒモフはレッグマウント→腰を上げる。
と、一気にパスを決めたイブラヒモフが胸にヒザを蹴り込み、スクランブルのモホノアナからバックを取る。前方に崩しつつヒザを太ももに入れるイブラヒモム。モホノアナはレフェリーの方を見て、ブレイクを要求も──自ら解除できないことを吐露したようなものだ。最後に立ち上がり、スピニングバックキックを狙ったイブラヒモフが初回をリードした。
2R開始直後に見事なダブルレッグテイクダウンを決めたイブラヒモフがトップを取り、エルボーを落とす。背中を見せたモホノアナは両足をフックされ、大丈夫だと指を立てるもマウントに移行され背中を見せる。
ハーフでキムラにこだわるモホノアナはヒザをボディに受け、腕を抜かれる。立ち上がっても、すぐにボディロック&大内刈りで倒されたモホノアナは、サイドを取られ頭を抱える。
肩固め狙いのイブラヒモフは、またもモホノアナが仕掛けたキムラを潰し、足関狙いに鉄槌を落とした。
最終回、飛び上がるようなヒザ蹴りを見せるモホノアナは、組まれて小外刈りで簡単にテイクダウンを許す。徹底したテイクダウン&コントロールを続けるイブラヒモフは、足関を防いでバックへ。正対したモホノアナが飛びつき三角を狙う。足を組まれそうになったイブラヒモフが頭を抜いてパス。ここもバックを制して、前方にテイクダウン。モホノアナは同時に前転するが足を取ることはできず、バックを奪われる。胸を合わせてダブル、上を取り続けるイブラヒモフは、モホノアナのギロチンを未遂に終わらせる。
モホノアナはスクランブルで背中を取られ、豪快なバックスローで投げられる。後方から殴ったイブラヒモフは、最後の最後にスタンドに戻って打ち気のモホノアナにスピニングバックキックを決め、タイムアップを迎えた。
力の差をまざまざと見せつけたイブラヒモフがフルマークの判定勝ち、デビュー以来の連勝を9に伸ばした。