【UFC123】ケリー、オブライエンを削り続けてTKO勝ち
■第2試合 ライト級/5分3R
ポール・ケリー(英国)
Def.2R3分16秒/TKO
TJ・オブライエン(米国)
打撃戦で左から右、さらに右を伸ばすケリー。オブライエンはミドルキック、そしてヒザ蹴りで待ち構える。オブライエンの長い足を利した前蹴りにもひるまず、フックを振り回して前進するケリー。オブライエンはロー、左ハイで自らの距離を維持しようとする。ケリーが距離を詰めると、首相撲からヒザを狙ったオブライエンだが、フックで阻まれヒザを出せない。
ローでケリーのバランスを崩したオブライエン。構わず前に出てきたケリーに、再び首相撲の形に入るが、ここではレフェリーにブレイクを命じられる。打撃戦に戻ると右を伸ばすケリー。オブライエンも蹴り技だけでなく、左リードを見せる。
ジャンピングニーにテイクダウンを合わされたオブライエンだが、臨みのガードワークに持ち込むことになる。オブライエンの三角絞めを警戒し、すぐに立ち上がったケリーはスーパーマンパンチを見せる。左右のフックから前に出るケリーの拳が空を切り、1Rが終了した。
2R、後ろ回し蹴りを見せたケリー。目先を変えようという試みか。すると、直後にケリーは左フックでダウンを奪う。後方に倒れ込んだオブラインが三角を狙うと、スクッと立ち上がったケリーは腕を取られそうになるが、ここでトップを奪いマウントへ。
サイドへ戻り、クロスフィックの態勢になったケリーは、いわゆるマット・ヒューズ・ポジションからパウンド、エルボーを連打する。ディフェンスがままならず体力&精神力を削られる一方のオブライエン。ここでレフェリーが試合をストップしケリーのTKO勝ちが決まった。