【UFN243】勝負の3R終了間際にバレスが左フックでダウンを奪い、アルタミラノから判定勝利を収める
<フライ級/5分3R>
ダニエル・バレス(スペイン)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28
ヴィクトル・アルタミラノ(メキシコ)
サウスポーのアルタミラノがテコンドー式の前後のステップから左ミドルを蹴る。バレスは右ボディストレート、アルタミラノも左ストレートを返す。バレスは再び右ボディストレートを放ち、アルタミラノの左ミドルを腕で流して、すかさず右ストレート。これでアルタミラノからダウンを奪う。バレス一気にパンチを落とすが、アルタミラノはガードポジションで追撃をディフェンスして立ち上がる。
アルタミラノは右サイドキック、スピニングバックキック、左ミドル。バレスが前に出ていくと左の前蹴りを突き刺す。バレスが右ボディを打つと、アルタミラノは離れ際に左ハイを蹴る。距離が開くとアルタミラノが左ミドルを蹴り、バレスが右ストレートを狙う。アルタミラノがステップで距離を外して左ミドルを当てる。これがハマり、アルタミラノがバレスのパンチをかわして左ミドルを当てる展開が続いた。
2R、アルタミラノが左ミドルと右サイドキックを蹴る。バレスは右ボディストレート、ワンツーで飛び込む。アルタミラノは右フックを返して奥足ロー、そこから左右のパンチで前に出る。バレスも右ストレートを狙うが、距離が遠い。アルタミラノはそれを空振りさせて左アッパーから右フック、すぐに左ミドルを蹴る。
バレスは右ボディストレートで前進。アルタミラノはインローと左ミドルを当て、バレラの前足にシングルレッグのフェイントも入れる。足を止めないアルタミラノは左ミドルと左の前蹴りを蹴って、バレスのパンチを空振りさせる。逆にアルタミラノがパンチから左ハイにつなげ、左ストレート、左ハイのカウンターを狙う。
右を振って前に出るバレスだが、アルタミラノは足を止めずに左ミドル。バレスの右フックでヒザをついたアルタミラノだが、これはスリップですぐに立つ。前に出るバレスは今度は右ストレートを当て、アルタミラノが後方に倒れるが、ここもすぐに立ち上がってダメージはないか。最後はアルタミラノがパンチで前に出る場面も作った。
3R、アルタミラノが左ミドルを2連発。バレスは左フックで飛び込んで、パンチをまとめて右ハイを蹴る。アルタミラノは左ミドルを返して、バレラの前進に左アッパーを合わせる。バレラはこれまで以上に圧力を強めて前進。アルタミラノは左ボディから右フック、左ミドル、前に出るバレスにスピニングバックフィストを当てるとバレスがバランスを崩す。
これでバレスは鼻から出血し、アルタミラノは左ミドルを軸に手数を増やす。左ストレートを伸ばして左ミドル、単発の左ストレート・左ハイを当てる。バレラも左フックから右ストレートを繰り出すが当たらない。逆にアルタミラノが左の蹴りをフェイントにした左ストレート、左ミドル・ハイを当て、スピニングバックフィストを狙う。
終盤、バレスがワンツー、アルタミラノの左ミドルにカウンターの左フックを当てると、アルタミラノが後方に倒れる。ここもアルタミラノはすぐに立ち上がり、試合終了となった。判定はジャッジ3名とも1R=バレス、2R=アルタミラノ、3R=バレスとして、バレスが勝利。終了間際のバレスの左フックによるビッグヒットが明暗を分ける形となった。