【BFC31】フジ・メグ、本人の予想外の秒殺勝利
■115ポンドトーナメント準決勝/5分3R
藤井惠(日本)
Def. 1R1分39秒/腕十字
リサ・ワード(米国)
グローブを合わせた直後に、左ローを見せた藤井。ワードも左から右アッパーを狙う。左から右、さらに左をヒットさせた藤井に、ワードが右を返していく。前に出てパンチから組みつこうとした藤井だが、ワードがステップバック。右フックを入れた藤井に対し、ワードが組みついていく。
ケージに押し込まれた藤井は、逆にここでテイクダウンを奪うと、ハーフからすぐにマウントを奪取。そのまま腕十字へ。ケージを背にした状態でスペースがなく、一度は仕留めそこなった藤井だが、直後にパンチを落としてから、後方に寝転がるのではなく、座った状態でワードの左腕を伸ばし、タップを奪った。
インタビュアーの秒殺できると思っていたかという質問に、「強い選手だから、力を出し切ろうとだけ思っていました」と答えた藤井。「三角にいこうとしたけど、腕が伸びてきたので十字を極めました」とフィニッシュを解説し、「フラウストは打撃が強いので、私も練習をしてパンチを当てたいと思います」と決勝への意気込みを語った。