【WEC50】メンデス、スワンソン破りデビュー後8連勝
■第8試合 フェザー級/5分3R
チャド・メンデス(米国)
Def.3R終了/判定
カブ・スワンソン(米国)
【写真】MMAPLANETのユーザであればもうお馴染み。TPFからメジャー進出を果たしたチャド・メンデスがWEC3連勝、MMAではデビュー8連勝を飾った (C) ZUFFA
距離を取るスワンソンは、メンデスをケージの中央にして左右にサークリングをみせる。先に前に出たメンデスは、思い切り踏み込んで右を放っていく。そのメンデスに組み付こうとしたスワンソンだが、メンデスは一瞬にしてバックへ回り、グラウンド戦に持ち込むと、すぐにサイドを奪う。ニーインからマウントをうかがうメンデスは、エルボーを落とし、そのままサイドをキープする。
と、ここでレフェリーがブレイクを命じ、試合はスタンドへ。ボディから右を伸ばしたスワンソン、クリアポジションをとっていてなおブレイクを命じられたメンデスは、すぐにテイクダウンを奪い、ここではグラウンド戦には固執せず、自ら立ち上がる。
右を思い切り振るったスワンソンに、ショートレンジでカウンターを打ち込んだメンデス。ラウンド終了間際、スワンソンのフライングニーをメンデスがテイクダウンで切り返したところで初回が終わった。
2R、左ローを繰り出したスワンソンを簡単にテイクダウンしたメンデス。スタンドへ戻ると、スワンソンが蹴りを交えて、ラッシュをかける。右を打ち込むメンデスに、左アッパーを返すスワンソン。スワンソンの右ローが、スワンソンの左足を襲い。ローのダメージか、メンデスの踏み込みの鋭さに陰りが見えたが、近距離になるとボディコントロールから圧倒的なテイクダウンの強さを発揮する。
ガードから左のパンチを落とすメンデスの動きに、シャオリン・スイープの様に脇をくぐりながらスワンソンが立ちあがろうとする。メンデスは腰をコントロールし、トップをキープ。首に手をまわして立ち上がることに成功したスワンソンだったが、このラウンドに反撃する時間は残っていなかった。
最終回、スワンソンが躍起になって前に出てくるところに、ダブルレッグを合わせたメンデス。ラバーガードの態勢を狙うスワンソンだが、メンデスはハーフガードからマウントを狙う。ニアマウントの状態が続くが、スワンソンは何とか足を戻しフルガードへ。腰を引き、隙間をつくって立ち上がったスワンソンだが、メンデスは腰をコントロールしてスラムを見せる。メンデスの圧倒的なレスリング力がスワンソンの良さを完封した15分間だった。
ジャッジの裁定は30-27、29-28、29-28でメンデスがデビュー以来8連勝を飾った。