【ONE FN16】ヒジ・ヒザ蹴りモードのセクサンが古豪ベノーイに圧勝
【写真】セクサンは激闘派でありつつ、ベノーイの弱点を突くクレバーさを見せた(C)ONE
<ムエタイ140ポンド契約/3分3R>
サクセン・オークワンムアン(タイ)
Def.3-0
カリム・ベノーイ(アルジェリア)
ジャブを伸ばすセクサン。じりじりと前に出て右ミドルと右ヒジを打ち込む。ベノーイはガードを上げ、ボディへのジャブ、左フック、右ストレートを返す。プレッシャーをかけ続けるセクサンは右ヒジ・右ミドル、ベノーイのガードの間に左右のヒジをねじ込む。前に出るセクサン、下がりながらパンチを返すベノーイという展開が続いた。
2R、ベノーイが下がりながら右ロー。セクサンは右ミドルを蹴り返し、ベノーイをコーナーやロープに詰めてパンチとヒジ。ベノーイもワンツーや左ボディを返すが、セクサンは下がらない。セクサンは距離が詰まるとヒザ蹴りでボディをえぐり、これで前に出ていく。ベノーイも右ストレートと右アッパーを返すが、ヒザ蹴りの連打でベノーイを何度もロープまで後退させた。
3R、ガードを固めて前に出るセクサン。ベノーイはそこに右アッパーを狙うが、セクサンはテンカオ(掴まないヒザ蹴り)と首相撲からのヒザ蹴りを使い分け、右の縦ヒジをベノーイの顔面に叩き込む。セクサンが首相撲に持ち込むと、ベノーイは思わず横や後ろを向いてしまう。このまま試合終了となり、セクサンがベノーイに圧勝した。