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【Challengers】イライラ募る展開もリッグスがメインで快勝

Riggs<182ポンド契約/5分3R>
ジョー・リッグス(米国)
Def.2R2分7秒/TKO
ルイス・テイラー(米国)

【写真】スタンドではなかなか思うように攻めることができなかったリッグスだが、得意の形に入るとフィニッシュまではアッという間だった (C) ESTER LIN/STRIKEFORCE

地元のファンの「ディーゼル」コールを背に戦うリッグスは、慎重に距離を計る。前に出てきたテイラーにシングルレッグを仕掛けたリッグスだが、キャッチしたはずの足がすっぽ抜け、逆に組みつかれケージに押し込まれる。

足を抱えられたリッグスは、引き込むように背中をマットにつける。ハイガードのリッグスに、テイラーは手首を掴まれると、頭をあげて三角を警戒する。テイラーは自ら立ち上がり、スタンドに戻ると、リッグスがスーパーマンパンチを見せるが、これは空振りに終わる。左をヒットさせたリッグスだが、リーチの長いテイラーに対し、なかなか前に出ることができない。


2R、息が荒くなったテイラーは、マウスピースをし忘れ、試合がすぐにストップする。故意に忘れた感もしないではないが、試合は何事もなくそのまま再開される。初回より動きが遅くなったテイラーは、リッグスのスーパーマンパンチを今度は避け切れない。左を打ちこみ、ヒザを見せたリッグスだったが、慎重な姿勢は変わらない。テイラーのシングルはスピードに欠け、リッグスに簡単に防がれる。大振りのパンチを振りまわし、リッグスに組みついたテイラーは、そのまま執拗に組みを狙い続け、残り90秒でテイクダウンに成功した。

ハーフからパウンドを落とすテイラーに対し、エビを使い距離を作ろうとするリッグスだが、しっかりと脇を差され、成す術ないままガードを強いられた。最終回、ローから前進を続けるテイラーに、急所気味のミドルを見せたリッグス。テイラーがサイドキックを見せ、前に出てきたところにリッグスの左フックが直撃する。

この一撃を受け、目を気にしながら、必死の形相でテイクダウンを狙ったテイラーだったが、腰が崩れ後方に倒れ込む。こうなると完全にリッグスの勝利のパターンだ。体を丸めてガードを取ろうとしたテイラーに、リッグスがパウンドを連打する。と、テイラーは成す術なくタップアウト。フラストレーションが溜まる試合展開ながら、リッグスは地元で快勝した。

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