【UFC117】シュトゥルーフ、流血強いられる劣勢から逆転
■第2試合 ヘビー級/5分3R
ステファン・シュトゥルーフ(オランダ)
Def.2R23秒/TKO
クリスチャン・モアクラフト(米国)
試合開始早々、捨て身気味にテイクダウンを奪ったモアクラフト。サイドから上四方に移行するが、シュトルーフも長い足を絡みつかせ、ガードに戻す。ハイガードから三角、強引にスイープの形に持っていくシュトゥルーフは、立ち上がったところで再び腰をコントロールされ、ガードを強いられる。
正面から鉄槌とパウンドを受けたシュトゥルーフは、再び強引に腕十字を仕掛けるも、これも担がれ、立ち上がったモアクラフトの重いパンチを顔面に浴びる。右ほおを大きく腫らしたシュトゥルーフに対し、マウントを奪ったモアクラフトが、その顔面を狙ってエルボーを押しつける。足を戻し、ヒール+アンクルを仕掛けたシュトゥルーフ。体を捻りエスケープしたモアクラフトが、立ち上がったてきたシュトゥルーフをギロチンに捉えるが、引き込まれたところで初回が終わる。
下唇の中央を大きく上下にカットし、ドクターのチェックが長引いたシュトルーフ、2R開始早々ローキックを放っていくも、モアクラフトは直後にパンチを繰り出し、組みついていく。
ケージ際で距離ができた直後、両者がディフェンスを忘れたような殴り合いを演じると、リーチの長いシュトルーフの左右のパンチが3発、連続でクラフトを捉え、ついにダウンを奪う。左腕が背中に回ったまま、後方倒れ込んだモアクラフトにパウンドを連打したシュトゥルーフが、逆転TKO勝ちを手にした。