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【Bellator297】3階級制覇&セルジオ・ペティスに挑むパトリシオ・フレイレ「大晦日は新たな日本代表と…」

【写真】既に輪郭が違う、パトリシオ・ピッチブゥ (C)MMAPLANET

16日(金・現地時間)、イリノイ州シカゴのウィントラスト・アリーナで開催されるBellator297「Nemkov vs Romero」のコメインでパトリシオ・フレイレが、セルジオ・ペティスの持つBellator世界バンタム級王者に挑戦する。

3度のベラトール・フェザー級王座獲得、ライト級との二冠。既に偉業を達成しているパトリシオは、さらなる金字塔を打ち立てMMA界の歴史を創ろうと3階級制覇に挑む。

昨年大晦日にRIZINとの対抗戦でフェザー級チャンピオン対決を制したフレイレの挑戦は、その後に続くGPウィナー=暫定王者との統一戦、そしてRIZIN王者とのチャンピオン対決と、これからの壮大なバンタム級の戦いのプロローグとなる戦いだ。


──パトリシオ、もう頬がこけているのではないですか!!

「現時点で65キロ、もうフェザー級のリミットを下回っている(※インタビューは6月9日に行われた)。これから最後の減量に向かうけど、全てにおいて上手くいっている。過去最高に調子が良くて、パワーもスピードもキャリアベストといっても良いだろう」

──さらにここから4キロ、そしてリカバリーも必要になる。なかなか過酷ではないでしょうか。

「今の調子だと、大丈夫だ。自信を持って体重を落とせると言えるよ。キャンプでは6分6Rのスパーリングを3人のパートナーを回し続けてきた。最終盤になり5分5Rに切り替えたけど、練習後も本当に体調が良い。バンタム級の体重を創り、ホントに何も問題なくファイトを迎えられるだろう」

──ベラトールでは初、米国で戦うようになる以前にバンタム級で戦ったことはあるのですか。

「4戦目から2試合、16歳の時にバンタム級で戦っているはずだよ。そこからベラトールと契約するまでフェザー級とライト級、74キロで戦ったこともあった。米国で戦うようになってからは知っての通りライト級にチャレンジした時以外は、フェザー級で戦ってきたけどね」

──この7月で36歳になるパトシリオですから、バンタム級で戦ったのは20年も前になりますね。そして今と当時では筋肉の付き方も全く違うでしょう。いや、凄まじいチャレンジです。

「このチャレンジはマイケル・チャンドラーに勝った直後から、頭にあったものなんだ。3階級制覇はメジャーMMA団体では誰も成し遂げたことがない。偉業を達成したいという想いがあったけど、ベラトールではフェザー級ワールドGPが始まった。結果、優勝できて王座も手にした。そして去年の大晦日にクレベル・コイケに勝った時に『俺はタイトルを賭けて戦いたい。もし、その気があるなら体重をキープしておく』と伝えていて、そのまま体重を大きく戻すことはなかったんだ。

ただ食べたいモノを食べない生活を10月からずっと続けてきて、なかなかタフで。僕は本来は食事を楽しむタイプだから。クレベルとのタイトル戦の話が進まないなら、より良い選択はないかと考えた。なら今が3階級制覇の時だと思ったんだ」

──ところでバンタム級王座を手にすると、このまま135ポンドで戦っていく予定ですか。それともワンオフのチャレンジなのでしょうか。

「今回の試合で勝ったら、暫定王者パッチー・ミックスとのファイトは凄く興味を持っている。ただ、そこはベラトール側とも話さなければならない。話し合いで進路を決めようと思う」

──バンタム級で戦い続けるのであれば、やはり日本のファンはRIZINバンタム級王者との対戦を見たいと思うはずです。そして7月30日にフアン・アルチュレタか朝倉海選手の間でRIZINの新チャンピオンが決まります。

「いつだって日本で戦いたいと思っている。まず世界チャンピオンになり、7月30日にはパトリッキーのコーナーマンとして日本へ行く。そして……大晦日は、新たな日本代表と戦いたい」

──その日が来るのか、まずはセルジオ・ペティスへの挑戦です。セルジオの印象を教えてください。

「セルジオがチャンピオンになった時、対戦を望んだけどその機会は巡って来なかった。あの日からセルジオのことは頭にあったし、準備はできている。彼はこれまで対戦してきた誰よりも、テクニカルな選手だ。しっかりとした技術があるうえで、ダイナミックな動きもできる。どの局面でもとても危険な相手なので、しっかりと対策は練ってきた。ベストバージョンの自分の姿を見せたい」

──技術とスピードに関しては試合が始まるまで分からないですが、爆発力ではパトリシオが上という予想は外れないかと思います。

「僕の拳はアイツより強い。だから、セルジオ・ペティスをKOする」

──怖さ、そして精神力の強さと共にパトリシオはMMAゲームもできますね。

「僕はMMAの歴史上、最も偉大なファイターになる。神がそれを許してくれるなら、歴史を創る。世界中のファンが、誰がベストなのか分かる戦いをするよ」

──パトリシオ、いつも快く取材を受けてくれてありがとうございます。では最後に日本のファンにメッセージをお願いします。

「僕の方こそ、インタビューをしてくれて感謝している。とにかく日本のファンにまた会いたい。心からそう思っているよ。7月にはベラトール世界バンタム級チャンピオンとして、日本に行くよ。アリガトウゴザイマシタ(笑)」

■視聴方法(予定)
6月17日(土)
午前6時30分~ U-NEXT

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