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【TPF05】絶妙サブミッションで、ホーガン甥3連勝飾る

2010.07.10

Bollea■ライト級トーナメント決勝/5分3R
デイヴィッド・ボレア(米国)
Def. 2 R0 分31秒by アームロック
コディ・ギブソン(米国)

【写真】打撃は心もとないが、グラップリング能力は相当のレベルにあるデイヴィッド・ボレア。コティ・ギブソンもまさかの一本負けだろう (C) DAVE MANDELL

ファイティングスタイルが、プロレスリングとコールされたハルク・ホーガンの甥ブレアに、リムーアの観客はブーイングをおくる。試合開始早々、ギブソンが組みついて行くと、ボレアはジャンピングガードを試みる。ギブソンはこれをすかすと、すぐに立ち上がったボレアをケージに押し込んでいく。

向きを変え、ケージ中央でテイクダウンを奪ったギブソン。体を密着してグラップリング戦を仕掛けたいボレアから距離をとり、立ち上がって打撃戦を求める。パンチを繰り出しながら、すぐに組みついたギブソンだが、ボレアはシングルを仕掛けるようにガードワークからスイープを狙う。スクランブルの展開に持ち込み、Xガードや潜りから担ぎスイープを仕掛けたボレアは、最終的にバックを奪い、両足をフックし有利な態勢に。


背中を伸ばし、殴られていたギブソンは、一度は上を向き直すが、パウンドを落とされ、肩ブリッジで逃げようとする。このタイミングで腕十字を仕掛けたボレア。ギブソンが腕を引き抜き、パウンドを落とす。立ち上がったギブソンはジャンプをしながらパンチを落とし、スクートからシングルを仕掛けるボレアにギロチンを見せたところで、目まぐるしいスクランブルが見られた1Rが終了した。

2R、開始早々グラウンドでバックを奪ったギブソンが後方からパンチを見舞うが、サイドバックを奪われた形のボレアは、両足でギブソンの左腕に絡みつき、アームロックを極めてしまう。自らが絶対的に有利なポジションになり、パンチを放つために抑えていると思った足が激しい痛みを感じ、ギブソンは直後にタップ。非常に珍しい形のサブミッションで、ボレアがキャリア3連勝を飾った。

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