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【Gladiator021】K-MMA王者が負傷欠場。NavEへの挑戦者はMGL-1FC王者&騎馬任侠ニャムジャルガルに

【写真】いやあ、只者じゃない雰囲気しかないニャムジャルガルだ(C)MMAPLANET

1日(水)、Gladiatorより3月26日(日)に豊中市176BOXで開催されるGLADIATOR021で組まれる予定だったGladiatorフライ級選手権試合=NavE×チェ・ドンフンが後者の負傷により、チャレンジャーがモンゴルのニャムジャルガル・トゥメンデムベレルに変更されることが発表された。

Double GFCフライ級王者のチェ・トンドンは発表直後にトレーニング中に以前より痛めていた箇所の痛みが酷くなり、立っていることもままならなくなったことで病院へ。結果、右足小指の中足骨骨折、全治6週間診察を受けた。

中足骨骨折は疲労骨折の一種であることが多く、スポーツ選手にはよく見られる症状だ。MMAPLANETが現地関係者に確認を取ると、骨折箇所が一カ所でなく骨癒合がなされていない状況で、体重負荷時にさらに骨折箇所が広がる恐れがある状況だという。


なんとも残念なK-MMA現役チャンピオンの欠場だが、その代役がモンゴルのMGL-1FCフライ級王者ニャムジャルガルに決まったことは非常に興味深い。

同選手は1月にグラジのタレントリレーションズ代表の長谷川賢がモンゴル視察を行った際に、いの一番に招聘リストに名前を書き記した選手だという。本来は今大会で他の選手と戦う予定で交渉が進められていたが、チェ・ドンフンの欠場でまぐって来た挑戦のチャンスを二つ返事でOKしたとのこと。

出身地のボヤンホンゴル県バヤンボラグ村ではモンゴル相撲のナチン(隼。トーナメントで5回戦進出選手に与えられる)の称号を得ているニャムジャルガル。また今回のリリースによると、ニャムジャルガルは柔道ではアジアオープン3位、モンゴル学生選手権準優勝、柔術は青帯でコンバットサンボではモンゴル選手権で銅メダルを獲得しているとのこと。

そのニャムジャルガルはウランバートルのASMアソシエーション所属。同ジムはモンゴルMMA界では珍しくブラジリアン柔術黒帯のバヤルサイハン・バットバヤルが指導しており、柔術的な寝技を使いこなす選手が多い。

(C)MGL-1FC

MMAではアマ2戦2勝、プロ5戦全勝。

昨年11月19日にモンゴル内MMAチームトップの一つであるワンチーム・ファイティングセンターのエース=ナムスライ・バットバヤルを2RにRNCで下し、MGL-1FC フライ級王座を獲得。現在もベルトを巻くニャムジャルガルは、騎馬遊牧民フライ級最強の1人であること待ちがいない。

その面構え、そして虎、ミミズク、ドクロが入り交ざったタトゥーとモンゴル任侠臭が凄まじいニャムジャルガル。NavEと同じ柔道ベースだが、喧嘩の強さが気になるファイターが初来日を果たすこととなった。

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