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【WEC49】グリスピ、デイビスから一本勝ちで復帰飾る

2010.06.21

Grispi<フェザー級/5分3R>
ジョシュ・グリスピ(米国)
Def.1R2分33秒/ギロチンチョーク
LC・デイビス(米国)

【写真】勝者は尊重する。しかし、動きのあるファイターに堅いファイターを倒してほしいというプロモーション側の期待に応え、見事にLC・デイビスから一本勝ちを収めたジョシュ・グリスピ (C) ZUFFA

フェザー級には見えない体格を誇るグリスピは、右ハイでデイビスの姿勢を乱す。左右の拳を伸ばすデイビスは、グリスピのローにパンチを合わせていく。体がまだ温まっていないのか、サウスポーが苦手なのか(前回、秒殺したジェンス・パルバーもサウスポーだが)、やや動きがスローモーションなグリスピに対して、デイビスは切れのある打撃を見せる。

グリスピのハイでペースを崩されたデイビスは、ここで得意のダブルレッグ・ダイブを仕掛ける。待っていましたとばかりにギロチンで迎え撃ったグリスピ。腰を上げ、首を引き抜こうとしたデイビスだが、直後にピクリとも動かなくなる。


明らかに落ちたように見えたが、先日のUFC115でギロチンをストップし、問題となったレフェリーのイーブ・ラヴィンはトラウマになっているのか、それからさらに数秒間をおいてから、試合をストップ。デイビスは完全に落ちてしまっていた。

強豪相手に完勝したグリスピだが、「凄くナーバスだったんだ。ジョゼ・アルドに自分の力を試してみたい? もちろん、誰にだって自分が通じるか試してみたいよ」と、復帰戦の緊張感が抜けきらないのか、勝利者インタビューもどこかぎこちないままだった。

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