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【WEC49】ワインランド、ボディショットでカンプサーノ粉砕

2010.06.21

Wineland<バンタム級/5分3R>
エディ・ワインランド(米国)
Def.2R4分44秒/TKO
ウィル・カンプサーノ(米国)

【写真】序盤、ウィル・カンプサーノも伸びのあるジャブを中心に好調にエディ・ワインランドを攻め立てたが、ボディフックで流れが変わった (C) ZUFFA

4月のPPVショーに引き続き、ブルース・バッファーがリングアナを務めた今大会。VERSUS中継の第1試合はカンプサーノ×ワインランド戦から。

鋭い左ジェブを2発見せたカンプサーノは、動揺に切れのある左右のローを繰り出す。ワインランドの左をさけ、ローからボディを放つカンプサーノは、ローをカットして、踏み込みながらローを蹴り込んでいく。ワインランドが頭を振りながら前に出ようとするが、カンプサーノは左ジャブから右を放ち、思うように攻めさせない。


そんなカンプサーノのローに右を合わせようとするワインランドだが、前に出るとどうしても左ジャブの餌食になる。ならばと左ミドルを見せたワインランド、上下に蹴り分けてカンプサーノにターゲットを絞らせないようトライする。

残り80秒となり、ワインランドがカンプサーノのローに右を合わせ、尻持ちをつかせる。ダメージというよりも、押し込んだ形だったが、ジャッジがどのように判定するか。ラウンド終了30秒を切り、ハイからニーと派手な攻撃を見せたカンプサーノだったが、ローを掴まれパンチを2発ほど受け、初回を終える。

2R、動きが滑らかになったワインランド、反対にカンプサーノの手数がやや落ちたか。それでもリーチに優るカンプサーノのパンチの精度がワインランドを上回る。ワインランドは踏み込んで右を放ち、カンプサーノが右ローで迎え撃つ。互いに慎重になった中盤戦、残り2分となりカンプサーノが右ミドルを見せる。

蹴り足をキャッチしたワインランドだが、テイクダウンは奪えない。初回からここまでは、スタンド戦だけで試合が進んできたが、徐々にワインランドのプレッシャーが強くなる。と、ワインランドの左右のフックが顔面を捉え、カンプサーノはケージを背にしてしゃがみ込んでしまう。パウンドの連打を受けるカンプサーノ、万事休すと思われたが、立ち上がるとニーで反撃を見せたが、ワインランドの勢いは止められない。

ケージに詰められ、棒立ちになって左右の連打を受けると、ワインランドの右ボディを受けたカンプサーノがキャンバスに崩れ落ちる。見事なボディでダウンを奪ったワインランドは、追い打ちのパウンドを一発落とし、TKO勝ちを決めた。

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