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【Bellator117】足関専門家ヘルド、三角絞めでフィナーレへ

2014.04.19

<シーズン10ライト級T準決勝/5分3R>
マルチン・ヘルド(ポーランド)
Def.2R3分09秒by 三角絞め
デレック・アンダーソン(米国)

長身、リーチの長いアンダーソンが左ジャブを伸ばす。出入りを激しく、ワンツーを入れるヘルド。ダブルレッグからテイクダウンに成功したヘルドがパス、サイドから抑え込む。足関節の印象が強いが、柔術の技術も確かなヘルドが足を束ねてクラッチし、アンダーソンを立たせない。足を抜いてアンダーソンが立ち上ろうとすると、ヒールフックを仕掛けたヘルド。

アンダーソンは上体を起こして、パンチを落す。後方回転からハーフガードに戻したヘルドに右のパンチを落すアンダーソン。残り90秒となり、ヘルドが再びヒールフックへ。そのままリバーサルし、ヘルドがトップを奪い返す。残り20秒を切り、ヘルドがまたもヒールを狙うがアンダーソンがパンチを落とし、印象点を稼ぐ形となった。

2R、振りの大きなヘンダーソンの左フックに対し、左ストレートを伸ばしたヘルド。テイクダウン狙いは切られるが、起き上がり際にハイキックを狙う。アンダーソンのワンツーに、ヘルドが右を合せる。一瞬腰を落したアンダーソンは、続くヘルドのテイクダウン狙いを切って、右ミドルを見せる。息が荒くなっているヘルド、アンダーソンも肩で息をしている。直後にヘルドはバランスを崩して尻餅をつくとガードを取る。寝技に付き合わないアンダーソン、ヘルドはスライディングからガードを取り、三角絞めへ。頭を抑えられ、立ち上がることができないアンダーソンがタップ。

足を隠して頭隠さず、ヘルドのトライアングルの前に決勝進出を阻まれた。パトリッキー・フレイレ同様、2度目のトーナメント決勝進出を決めた。「僕は足関節のスペシャリストだけど、柔術だってできる。だから、どんな技でも極めることができるって言っていたんだ。パトリッキーは良い相手だよ」と語り、ヘルドはケージを後にした。

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