【TUF Nation Finale】攻め切れなかったボセック、スプリット勝利
<ライト級/5分3R>
マーク・ボセック(カナダ)
Def.2-1:30-27, 29-28, 28-29
マイケル・デラトーレ(米国)
ジャブを繰り出す両者、ボセックは右をヒットさせる。続く左ジャブから、右フックで腰が落ちたデラトーレ。即組みついたボセックが、腰をコントロールするもデラトーレもテイクダウンを許さない。シングルから尻餅をついたデラトーレは、すぐに立ち上がって体を入れかえる。ボセックはデラトーレを押し込むと、ボディロックへ。
と、デラトーレが逆に腰にボセックを乗せて投げる。すぐに立ち上がった両者、ケージ際で体を入れかえる展開となりボセックがヒザからアッパーを決める。自ら離れたボセックは右ストレートをヒット。デラトーレも鋭い左ジャブを伸ばす。ボセックは右ストレートを2発打ち込み、ここで組みつく。ケージを利して倒れないデラトーレは、スタンドのキムラを逃れる。離れると右ストレートをヒットするボセックだが、デラトーレは打たれても怯まず、ボセックが精神的に厳しそうにも映った。
2R、直ぐに組んだボセックがデラトーレに尻餅をつかせるが、テイクダウンを奪い切れない。立ち上がったデラトーレに対し、ボセックは優勢の打撃戦を続けることができず、組んでは体を入れ替えられるという展開が続く。と、デラトーレが左アッパーをヒット。ボセックはダブルレッグで組みつくも、ここでも投げを許しそうになる。
距離を取り直したデラトーレは、右アッパーを放つ。ボセックの飛び込みに左アッパーを合わせたデラトーレだが、直後に右ストレートを被弾する。引き続きデラトーレはボセックの踏み込みにアッパーを合わせるも、ボセックも右ストレートを連続してヒットさせる。残り20秒、パンチの連打からデラトーレが組みつくと、ボセックがケージに押し込み直してラウンド終了に。
最終回、ダブルレッグから大きくデラトーレの体を振り落したボセック。背中をつかすことはできなかったが、ポイント的に効果的な動きだ。スタンドで打撃の間合いなると、ボセックは組みに行く。ヒザをボディに受けながら組んだボセックの顔面が、鮮血で真っ赤に染まっている。右を打たれると、右を返したデラトーレ。
打撃の間合いから一気に距離を詰めたボセックが組みつく。バックから正面に回り込み、テイクダウンを狙い続けるも、デラトーレが巧みなディフェンスを見せる。と、残り40秒で右ストレートを決めたボセックが、バックに回ってスタンドながら両足をフックする。エルボーから絞めを狙ったところでタイムアップに。ボセックがスプリット判定で辛勝した。