【UFN38】WSOF→UFC入りのストリンガー、スプリット判定制す
<ライトヘビー級/5分3R>
ハンス・ストリンガー(オランダ)
Def.2-1: 29-28, 28-29, 29-28
フランシマール・バホーゾ(ブラジル)
近々の試合ではWSOFでドローだったストリンガーが、ノヴァウニオンのバホーゾを相手にUFCデビュー戦に臨む。いきなりサイドキックを見せたバホーゾは、ストリンガーの右ミドルをキャッチしてテイクダウンを奪う。ガードを取るストリンガーに、立ったままローを入れるバホーゾだが、ブレイク直後に左フックを受けて後方に倒れる。
クローズドガードのバホーゾに対し、ストリンガーはエルボーを落していく。右エルボーから左のパウンドでバホーゾを削るストリンガー。バホーゾはハーフガードを取るが、背中をつけた状態で連続でパウンドを受ける。フルガードに戻したバホーゾ、ストリンガーは自らスタンドに戻ると、すぐに組みついて後方にテイクダウンし、バックを取る。胸を合わせたバホーゾは左ボディに、右フックを合わされる。
2R、蹴りで間合いを取ろうとしたバホーゾだが、組んだストリンガーがケージに押し込まれる。体を入れ替えたバホーゾは細かいヒザの打ち合いから距離を取りなおす。左ミドルを思い切り蹴り込むバホーゾ。ストリンガーは両手でブロックし組みつくも、投げを潰されガードを強いられる。パウンドを落された際、三角を狙ったストリンガーは担がれそうになるが、ケージを背にして立ち上がる。
テイクダウンを潰されたストリンガー、組みにいくもバホーゾが逆にケージに押し込む。態勢を入れ替えたストリンガーだが、レフェリーがブレイクも命じる。ストリンガーは左フックを入れるも、バホーゾも左を返す。続く左の応酬はストリンガーに分があったが、直後にバホーゾが右アッパーをヒットさせる。明らかに疲れが見えるバホーゾは、ラウンド終了後に椅子を待たずにしゃがみ込んでしまった。
最終回、ストリンガーの左ローにバホーゾが左フックを合わせる。体の軸を失いながら、左を振り回すバホーゾ。ストリンガーも蹴り足をキャッチしようと試みて、直後に組みつく。ケージに押し込むストリンガー、ここでレフェリーがブレイクを命じる。ローを蹴り合った両者、ストリンガーがパンチを見せて組んでいく。ケージに押し込むストリンガーだが、テイクダウンを奪えそうな気配はない。バホーゾは体を入れ替えながら距離を取る。
ローを蹴り合った直後にバホーゾはスピニングバックフィストを空振りし、ストリンガーに組みついていく。オクタゴン中央での組み合いの後、バホーゾが小外掛けでテイクダウンに成功する。このままトップをキープしたバホーゾは、最後の最後にパウンドを落とし勝利を確信したように腕を突き上げた。しかし、ジャッジはスプリットながらストリンガーの勝利を支持した。