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【UFC113】公開計量、王者リョートにブーイングの嵐

【写真】昨年10月、契約体重を守らないアンソニー・ジョンソンを相手に苦渋を舐めた吉田善行。UFC2勝2敗から勝ち越しを賭けた運命の5戦目に挑む (C) ZUFFA

いよいよ明日、8日(土・現地時間)にカナダはケベック州モントリオールのベルセンターで開催されるUFC113「MACHIDA vs SHOGUN 2」の公開計量が、7日(金・同)に同所で行なわれた。

笑顔で計量ステージに上がったショーグンに対し、UFC世界ライトヘビー級王者リョート・マチダはやや表情が硬いか。両者ともに問題なく計量をパスし、「前回のジャッジにはガッカリさせられた。僕が真のライトヘビー級王者だ。明日は皆の声援を背に、良い試合をしたい」と挑戦者が語ると、場内は大声援に包まれた。

一方、王者リョートが「混乱したジャッジだったね。だからこそ、私は今、ここに立っている。誰が本当のチャンピオンかが決まる――、それは私になるだろう」と言うと、カナダのファンからは大きなブーイングが起こる。チャンピオンにとって、かつてない逆風のなかでの戦いになるかもしれない。


また、メインカードで声援が高かったのは、ヘビー級戦に出場するキンボ・スライス。セミのポール・デイリー×ジョシュ・コスチェックでは、英国人のデイリーでなく、米国人のコスチェックにブーイングが浴びせられた。

【写真】ダン・スバーンのモノマネで登場したトム・ローラー。計量&入場でみせるユニークなパフォーマンスはすっかりお馴染みとなったが、明日の入場はいかに―― (C) ZUFFA

会場はやはりカナダ人ファイターへの歓声が高く、サム・スタウト、パトリック・コーテに熱狂的な声援が送られた。そんななか、トム・ローラーは往年のUFCファイター、ダン・スバーンになりきって計量に挑み、観客はともかくコア・ファンが揃うバックステージの面々も大喜び。ローラーは司会のジョー・ローガンにも「過去最高の計量だった」と絶賛された。

なお、日本から参戦する吉田善行もリミット丁度で、計量を終えている。

■UFC113「MACHIDA vs SHOGUN 2」計量結果

<UFC世界ライトヘビー級選手権試合/5分5R>
[王者]リョート・マチダ:204ポンド(92.5キロ)
[挑戦者]マウリシオ・ショーグン:205ポンド(92.9キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ジョシュ・コスチェック:170ポンド(77.1キロ)
ポール・デイリー:170ポンド(77.1キロ)

<ライト級/5分3R>
サム・スタウト:155ポンド(70.3キロ)
ジェレミー・スティーブンス:155ポンド(70.3キロ)

<ヘビー級/5分3R>
マット・ミトリオン:253ポンド(114.7キロ)
キンボ・スライス:225ポンド(102キロ)

<ミドル級/5分3R>
パトリック・コーテ:184ポンド(83.5キロ)
アラン・ベルチャー:186ポンド(84.3キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
トム・ローラー:185ポンド(83.9キロ)
ジョー・ダークセン:186ポンド(84.3キロ)

<ウェルター級/5分3R>
マーカス・デイビス:169ポンド(76.7キロ)
ジョナサン・ゴーレー:169ポンド(76.7キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ジョニー・ヘンドリックス:170ポンド(77.1キロ)
TJ・グラント:169ポンド(76.7キロ)

<ヘビー級/5分3R>
ティム・ヘイグ:266ポンド(120.6キロ)
ジョーイ・ベルトラン:239ポンド(108.4キロ)

<ウェルター級/5分3R>
吉田善行:170ポンド(77.1キロ)
マイク・ガイモン:170ポンド(77.1キロ)

<ミドル級/5分3R>
ジェイソン・マクドナルド:185ポンド(83.9キロ)
ジョン・ソルター:185ポンド(83.9キロ)

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