【PFL CS2022#05】ロー効かせ、パンチのラッシュでフライを沈めたブルーノ・ミランダがPFLファイターに
<156.2ポンド契約/5分3R>
ブルーノ・ミランダ(ブラジル)
Def.3R3分40秒by TKO
カーソン・フライ(米国)
フライの左ハイに鋭いロー、ワンツーフックを放つミランダ。さらにローからワンツーで右を当てる。フライも左フックを振るうが、左を受けて右ローを効かされる。ワンツーを振るって前に出てくるミランダに対し、組んだフライがヒザを入れる。ムエタイ流の崩しを狙ったミランダだが、下にされる。即立ち上がったミランダは、ギロチンを抜けて右フック、左アッパーから左ボディを打ち込む。右フックを受けたフライ、バンラスを崩して立ち上がったところでミランダがヒザ蹴り、左フック、右ローと攻撃をまとめる。
ここで飛び込んでテイクダウンを決めたフライは、スクランブルでバックへ。ワンフックで絞めを狙うフライだが、ミランダは胸を合わせて立ち上がると左を受けながらワンツーで前に出てヒザ蹴り、続いてボディフックを打ち込む。
フライも前に出るがボディアッパーを被弾し、ダブルレッグを切られる。やや疲れた感のあるミランダは、ローを入れて左フックをヒット。腰が落ちたフライが、すぐに立ってクリンチへ。離れてローを2発入れたミランダがロー。口が開いてきたミランダだったが、シングルレッグはケージを背にして耐え──時間に。
2R、まず左フックを入れたミランダ、フライも蹴りを返す。ミランダは左ミドルを決め、右ロー、右ハイをかわせて右を当てる。ローにも前に出るフライだが、カーフを効かされつつあるか。ローを続け、ボディをえぐるミランダが、左フックを空振りする。それでも蹴りからパンチのコンビを決めると、前に出てきたフライに右を当てる。
手をついて立ちあがったフライはダブルレッグを切られ、それでもケージに押し込む。とフライの頭が鼻に当たり、ミランダがカットする。一旦止められた試合は、再開後にフライが前に出る。ダブルを切ったミランダはヒザをボディに入れ、ケージを背負ってテイクダウンを切りつつヒザを見せる。
削りにかかったフライは、執拗にテイクダウンを狙う。スタミナが心配なミランダは離れ左ボディ、右を打っていく。フライも組み続けるが、テイクダウンを奪うことはできず2Rが終了した。
最終回、ローを2発蹴ったミランダが左ミドル、左から右を入れてダウンを奪う。タフなフライが立ち上がるが、左フックからアッパーで足がもつれたフライが寝転がると鉄槌を落とす。スタンドで待ち受けたミランダはアッパーから右フック、左ボディ、さらに右アッパー、左右のパンチを纏め──最後は右ショートアッパーでフライが前方に崩れ、勝負は決した。
「彼はタフだった。ローを効かせて、KOを狙うのが僕のスタイル。テイクダウンを切れて、良かった」と話したミランダは、同郷セレブパネリストのヴィトー・ベウフォートの「完璧な勝ち方だった」という言葉に目を潤ませ、「ビザのトラブルで水曜日に米国に着いたんだ。そこから必死に体重を落としたんだ」と話した。
そしてケージに集まった4人の勝者、まずダミール・フェルハトベゴヴィッチとミランダがファイナリストに選出される。ここからヴィトー、ランディ・クートゥアー、そしてハードル走とボブスレーで夏と冬の五輪に出場しているロロ・ジョーンズは2-1で評が割れながらミランダを選ぶ、ファンはフェルハトベゴヴィッチをチョイス。最後の選択権を持つロン・セフォーは、ブルーノ・ミランダの名前を読み上げた。