【UFC111】ソトが反則の蹴り上げ、決着は唐突に
■第1試合 ウェルター級/5分3R
マット・リデル(米国)
Def.3R1分30秒/反則
グレッグ・ソト(米国)
【写真】UFC105でオシペチェックに敗れたリデルの再起戦は、ソトが反則の蹴り上げをおかす唐突な終焉となった (C) ZUFFA
ニュージャージー地元枠出場といえるソトはキャリア7勝0敗、カート・ペルグリーノ門下の茶帯柔術家だ。対するリデルはTUFシーズン7出身ファイター。低い構えからテイクダウン狙いのソトに、サウスポーのリデルは左ローから右ストレートを打ち込む。
組みついてリデルをケージ際に押し込んだソトだが、首相撲に捉えられ自ら距離を取る。踏み込んで右アッパーを放つリデルに、ソトは徹底したテイクダウン狙いだが、リデルが再び首相撲で捉えボディにヒザを突き上げていく。
ヒザ蹴りから、ショートでパンチを放つリデル。打ち返すソトはここでも組みついていくが、逆にケージに押し込まれエルボーを受けてしまう。ソトの小手投げは不発に終わり、逆にリデルがテイクダウンを奪ったところで、初回終了となった。
2R、リデルの左ハイに対し、シングルレッグを狙ったソトが、反対にケージに押し込まれるという1Rと同じ展開になり、リデルが早々にテイクダウンに成功する。ラバーガードを仕掛けるソトに、リデルは容赦なくエルボー&パウンドを落としていく。
ソトのリバーサル狙いを封じたリデルは、ケージにソトを押しこみバックを窺う。狙い通り立ち上がったソトのバックに回ったリデルは、ケージにソトを釘づけにし、向き合ってからダブルレッグでテイクダウンを奪う。
立ち上がったソトは、エルボーから左フックをヒットさせ、初めて攻勢に。しかし、低いシングル狙いから立ち上がったリデルのショートフックを受けると、同時に引き込むように後方に倒れ、バックを許しそうになり最終ラウンドへ。
3R、ダブルレッグでテイクダウンを奪ったリデルは、ソトのラバーガード狙いを防いだところで、顔面に蹴り上げを喰らい後方にダウン。蹴り上げた瞬間、やってしまったとばかりに大きく口を開いたソト。レフェリーは、試合が一時中断となった後、両者に再開を促そうとしたが、ここでリデルは試合再開を拒否。結果リデルの反則勝ちとなった。