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【Combate Global08】コンバッテがメキシコ✖米国路線で、バンタム級8人ワンナイトトーナメント開催

【写真】コンバッテ期待のマルティネスは、初戦で9勝6敗のオスナと対戦する (C)COMBATE GLOBAL

5月29日(土・現地時間)、フロリダ州マイアミのユニヴィジョン・スタジオで行われるCombate Global08「Bantamweight Tournament」。毎週金曜日に米国ではユニヴィジョン、メキシコではテレビサ・ヌエベなど3年間で150イベントが放送されるCombate Globalが、第8回大会にして初めてFacebookで有料ながら世界に向けて配信される。

イベント名は「バンタム級トーナメント」とストレートに銘打たれているが、これは8人参加のワンナイトTだ。コンバッテ・グロバールの代表で、UFCの創始者の1人であるキャンベル・マクラーレンは今大会について「唯一ワンナイト・トーナメントをコンバッテが行う。1日で異なった相手と3試合、スポーツ界で最もタフなイベントは、強靭な肉体が要求されるだけでなく、精神力が問われる」と話している。


コンバッテらしいのがメキシコ勢4人と、米国勢4人を別の山に振り分け、決勝戦が必ずメキシコ✖米国になるように仕組まれている点だ。2試合組まれた補欠戦もメキシコ✖メキシコ、米国✖米国と徹底されており、北米MMA界でもっともエンタメ路線にあるコンバッテの真価を発揮したといえよう。

メキシコ側の枠ではダビッド・マルティネス✖エドゥアルド・アルバラド・オスナ、エルネスト・イバラ✖アラン・カントゥ・ガルシアという1回戦が組まれているが、注目はマルティネスか。

キャリア3勝1敗、メキシコシティ出身の22歳はカラテの黒帯で、キックボクシングからMMAに転向した。MMAグローブをつけ、寝技が認められた立ち技格闘技といっても過言でないほどスタンドの攻防が続くコンバッテにおいて、前戦でジアニ・バスケスにスプリット判定負けでキャリア初黒星を経験していながらのトーナメント出場は、それだけマルティネスがコンバッテ首脳に買われている表れだ。

仮に乱打戦上等ながら、下がって打てるサウスポーのボクサー=エルネスト・イバラと準決勝を戦うようなことがあれば勝者ですら、決勝に進めないほどのダメージを負う可能性は決して低くない。

米国枠はノエリン・ヘルナンデス✖マニー・ヴァスケスとアダム・マルチネス✖フランシスコ・リベラが組まれており……注視すべきは、ヘルナンデスとシスコ・リヴェラという2人の元UFCファイターの名前が見られることだ。ヘルナンデスはLFAからTachi PFを経てUFC進出も2連敗、リリース後はボクシングを戦ってきた。

(C)DAVE MANDEL

一方、水垣偉弥との対戦経験もあるリベラはオクタゴンでは4勝6敗ながら、水垣戦を含め敗れた相手はユライア・フェイバー、ジョン・リネケル、ブラッド・ピケットら一流どころばかりで、ジョージ・ループ、アレックス・カセレスに勝利していることを考えると実績では今トーナメントでトップといえる。

ただし、今年の1月にフロリダのローカル大会で1勝を挙げているものの、4年半ぶりの一戦だったことを考えると試合勘、スタミナと3試合を戦い抜けるのかという不安は付きまとう。

何が起こるか分からないワンナイト・トーナメントだが、敢えて本命を上げるとすると米国サイドはマニー・ヴァスケスか。彼もまたブランクがあるが、そのブランク期間を考慮しても、コンテンダーシリーズとBellatorで戦ってきた元Legacy FCバンタム級王者がフレッシュさと経験値で、最も安定しているといえる。

とはいえ米国枠は初戦も準決勝もメキシコ枠より厳しい戦いになることが予想され、勝ち抜けたとしてもダメージなしという状況は考えられない。そして決勝では殴り合いを勝ち抜いたメキシカンとの対戦──徹底してファイターに厳しいトーナメントであることは間違いない。

■視聴方法(予定)
5月30日(日・日本時間)、
午後12時00分~Facebook Live PPV

■ Combate Global08対戦カード

<ライト級T決勝/5分3R>
TBD
TBD

<ライト級T準決勝/5分3R>
TBD
TBD

<ライト級T準決勝/5分3R>
TBD
TBD

<バンタム級T補欠戦/5分3R>
アレックス・ゴンザレス(メキシコ)
ロドリゴ・ガルシア(メキシコ)

<バンタム級T補欠戦/5分3R>
ヘクター・ファジャルド(米国)
レオデガリオ・ムニス(米国)

<バンタム級T準々決勝/5分3R>
ダビッド・マルティネス(メキシコ)
エドゥアルド・アルバラド・オスナ(メキシコ)

<バンタム級T準々決勝/5分3R>
エルネスト・イバラ(メキシコ)
アラン・カントゥ・ガルシア(メキシコ)

<バンタム級T準々決勝/5分3R>
ノエリン・ヘルナンデス(米国)
マニー・ヴァスケス(米国)

<バンタム級T準々決勝/5分3R>
アダム・マルチネス(米国)
フランシスコ・リベラ(米国)

<女子118ポンド契約/5分3R>
カレン・セディージョ(メキシコ)
カミラ・リヴァロラ(スウェーデン)

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