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【LFA100】祝100回大会フライ級王座決定戦=スミス✖アルタミラノ。ペンギライネン&ナティヴィダッドも

【写真】倒されない故、打撃が強いスミスと倒されることは多いが下からの仕掛けもあるアルタミラノ (C)LFA&Zuffa/UFC

19日(金・現地時間)、カンザス州パークシティのハートマン・アリーナでLFA100「Altamirano vs Smith」が開催される。

2017年1月13日の旗揚げから、コロナ・パンデミックを経験しつつも僅か4年と1カ月でイベント開催数が大台に乗るという驚異的なペースで大会を開いてきたエド・ソアレス率いるLFAは、それだけ多くのステップアップファイターを輩出してきた。

そんなLFAにとって記念すべき100大会のメインでLFAフライ級王座決定戦=ヴィクター・アルタミラノ✖ネイト・スミス戦が組まれている。

プロMMAデビューがLFA28だったアルタミラノは、アマチュアでもLFAや前身のLegacy FCで戦ってきたファイターだ。昨年11月にロイド・マッキニーを三角絞めで破り、LFA最多の8勝目を挙げている。

とはいえフィーダーショーのLFAという位置づけを考えると、8勝目も挙げる前にステップアップを果たすのが強者の在り方だ。タイトルも初挑戦ということもあり、それだけアルタミラノも期するものがあるだろう。

対するネイト・スミスはLFAでの1勝も含めキャリア6連勝でコンテンダーシリーズへ進み、LFAフライ級王者のジミー・フリックの肩固めに敗れ今回が再起戦となる。

チェロが趣味だというアルタミラノは、サウスポーからヒザを含めたキックボクシングが得意で柔術的なガードワークと、トップを取り返してもトランジッションもサブミッションも持つ。半面、テイクダウンには脆いという印象も残している。

対するスミスはレスリングベースで、テイクダウンは受けも強いために思い切った打撃勝負ができる。フリックという、トータルMMAの時代にあって一芸が秀でたタイプのファイターにしっかりとはめ込まれて敗れてしまったものの、スミスはアベレージとしてMMAで勝ちやすいスタイルの持ち主だ。アルタミラノがそういう攻撃を仕掛けることはないかもしれないが、とにかくテイクダウン防御能力の高さが必見のスミスだ。

セミで組まれたフライ級ではカーリー・ペンギライネンの勢いがあり過ぎる、ステップインと右オーバーハンドに注目だ。ここで距離を詰めてフックの連打やヒザ蹴り、さらにバックを制してRNCと勝負所の矢継ぎ早な攻撃が、初出場となるLFAのオクタゴンでも見られるか。

セミ前のバンタム級では兄ケビンがLFAからUFCに昇格しているクリスチャン・ナティヴィダッドも、注意したいファイターといえる。

プロ3戦目、過去2試合はどちらも初回KO勝ちのナティヴィダッド、対戦相手のウールジーは1勝1敗の3戦目の選手。それだけに、ナティヴィダッド本人も何を期待されているのか、十分に理解しているだろう。

■視聴方法(予定)
2月20 日(土・日本時間)
午前11時~UFC Fight Pass

■ LFA100対戦カード

<LFAフライ級王座決定戦/5分5R>
ヴィクター・アルタミラノ(メキシコ)
ネイト・スミス(米国)

<フライ級/5分3R>
チャールズ・ジョンソン(米国)
カーリー・ペンギライネン(米国)

<バンタム級/5分3R>
クリスチャン・ナティヴィダッド(米国)
エヴァン・ウールジー(米国)

<ライト級/5分3R>
ジェラルド・スコット(米国)
トミー・アーロン(米国)

<フェザー級/5分3R>
スティーブン・グェン(米国)
ホルヘ・フアレス(米国)

<女子バンタム級/5分3R>
アンバー・ダニルソンスミス(米国)
エマニュエル・モリヤー(米国)

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