【RFC14】キック&バック奪取のムギョムがフェザー級王座獲得
【写真】延長戦、最後の90秒でのバックマウント奪取はフライングニーからバックに回り込んだチェ・ムギョム。戦前の予想を覆し、クォン・ベヨンを破りRFCフェザー級王座を獲得した(C)MMAPLANET
<RFCフェザー級王座決定戦/5分3R+Ex>
チェ・ムギョム(韓国)
Def.2-1
クォン・ベヨン(韓国)
ムギョムがサウスポーのべヨンに右ミドルを蹴る。べヨンはアウトローを蹴りつつ左ストレート、ムギョムもジャブを返す。ワンツーで前に出たべヨンがケージに押し込んでダブルレッグへ。そこから脇を差して、ヒザ蹴りを入れつつテイクダウンを狙う。ムギョムはケージに体を預けて阻止するが、べヨンがケージから引き出すようにして投げでテイクダウンを奪う。ハーフガードで上になったべヨンはトップキープしながらパンチを落とす隙をうかがう。ムギョムはガードに戻し、べヨンが立ち上がると蹴り上げ、下から足を絡めて三角絞めと腕十字を狙う。
2R、バックブローを狙ったべヨン。ムギョムは右ミドル、べヨンのローに右を伸ばす。じりじりとパンチのプレッシャーをかけていくムギョム。べヨンは右フックから組みついて首相撲に持ち込もうとするが、ムギョムが突き放して右ミドルを蹴る。べヨンが左ストレート、ムギョムは右ミドルと右ストレート。これでべヨンを下がらせる。べヨンもムギョムの打撃にタックルを合わせてテイクダウン、ムギョムは下から腕十字を狙ってべヨンのベースを崩す。ブレイク後、べヨンが飛びヒザ蹴り。ムギョムの蹴り足をキャッチしてテイクダウンすると一気にバックに回り込む。腕十字を狙ったムギョムがグラウンドで下になったところでラウンド終了となった。
3R、ムギョムが右ストレートと右ミドル、ワンツー飛び込む。べヨンもインローを取ってタックルでテイクダウンを狙うが、ムギョムはケージを背にして体を起こす。べヨンが胴クラッチでムギョムを寝かせるが、ムギョムはすかさずガードからオモプラッタ。外したべヨンもハーフガードからアームロックを狙う。フルガードに戻したムギョムは何度も腕十字の態勢に入るが極めきれない。ブレイク後、ムギョムが右ストレートを連打。ジャンプしながら右ハイキックを蹴ると、べヨンがバランスを崩して亀に。ムギョムはすぐにバックを取ってパウンド、最後はムギョムがマウントに移行して試合終了となった。本戦の判定では決着がつかず、試合は延長ラウンドへ。
延長R、べヨンが開始直後のタックルでテイクダウンを奪う。ガードからオモプラッタと腕十字を狙うムギョム。両者の動きが止まったところでブレイクとなる。再開後、ムギョムが右ストレートと左フック。組みつくべヨンの体をまたいでバックをうかがうが、べヨンも必死にムギョムを寝かせる。ここでもムギョムは腕十字とオモプラッタの連携で攻め立てる。ブレイク後、ムギョムがインローと右ハイキック、べヨンのタックルに飛びヒザ蹴りを合わせる。そのままバックに回ったムギョムがパンチを連打。ムギョムが左右のパンチを振り回して延長5分間が終わった。
延長判定の末にムギョムが勝利。RFCフェザー級のベルトを手に入れた。