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【EMC06】メイン消滅、コロナ感染陽性が6人──エリートMCが延期。イベント再・再開は2021年までお預け

【写真】非常に残念なMFC06の延期という名の中止だ。 (C) EMC&Zuffa/UFC

31日(土・現地時間)にドイツ・デュッセルドルフのUFDジムで開催される予定だったEMC06がキャンセルされることとなった。

もちろん、理由は新型コロナウィルスが関係している。


イヴァン&トミ・ディヤコビッチ兄弟がプロモートする同大会、今回はメインはEMCバンタム級選手権試合=王者スティペ・ブルチッチ✖挑戦者ブラッド・カトーナの一戦が組まれていたが、ブルチッチが体調不良で欠場に。

ばかりか、出場予定選手が6名が新型コロナウィルスの検査で陽性ということが判明し、当日に組める試合は3試合だけになってしまった。ここ2週間で感染者数が第一波を大きく上回り、1日で1万5000人を数える状況にドイツは陥っている。

「今回は観客動員も予定していたので、もう私の采配でどうにかできる状況ではなくなってしまった。これでは大会を開くことはできない」とイヴァン・ディヤコビッチ氏。それでもコロナ過の行方を見極め、「20201年には必ず戻ってくる」と発言している。

今大会でもドイツ在住のトルコ人選手ケリム・エンジゼク、プロ&アマMMA通算25連勝(※プロでは7勝0敗)のフセイン・カジマゴマエフ、タジキスタンのベイクティア・アブドゥラエフらが出場予定だったようにドイツ発、バルカンや東欧、中欧、中央アジアという広域で猛者を発掘するEMCだけに、残念すぎる大会中止だ。

とはいえEMCの活動、再・再開はもうMMAやスポーツ云々でなく、第二波の直撃を受けるヨーロッパのコロナ過の動向に委ねられるといえよう。

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