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【Bellator247】マクレガーに勝利──カーロスの孫で、ヒクソンの一番弟子の息子キーワンがベラトール初陣

【写真】父マルセーロ・ベーリンギと目元がソックリなキーワン (C)BELLATOR

1日(木・現地時間)にイタリアはミラノのアリアンツ・クラウドで開催されるBellator247「Kielholtz vs Jackson」で、新たなグレイシーがサークルケイジに足を踏み入れる。

それがキーワン・グレイシー・ベーリンギだ。ホイス、ネイマン、コンリー、そしてホブソン・グレイシーJrに次ぎ、BELLATORで戦うグレイシーとなったキーワンは既に31歳でMMAは2戦目だ。このキーワン、“だだの”という表現はグレイシーには相応しくないが、ただのグレイシーではない。上にあるように彼はベーリンギという名も継承している。


エリオ・グレイシーの高弟フラービオ・ベーリンギと、カーロス・グレイシーを祖父に持つキーワン。母はカーロスの3度目の妻ライルとの間に生まれた──カーロスにとって最後の血筋となるキルラで、父はフラービオの息子マルセーロだ。

マルセーロはヒクソンの一番弟子で、そのヒクソンがブラジルを離れた後の80年代終盤から90年代初頭にかけて、グレイシー柔術を代表するナンバーワン・バーリトゥード・ファイターであった。

1991年8月31日に行われた柔術✖ルタリーブリの対抗戦にもマルセーロは柔術側のエースとして出場しヒクソンの天敵ウゴ・デュアルチと対戦予定だったが、ヒジの負傷で欠場となってしまった。

その後もヒクソンの下とブラジルを行き来し、サンパウロのベーリンギ柔術で指導を行っていたが、1995年に──一説によるとドラッグの問題で──命を落とした。そんなマルセーロの息子がキーワンだ。父を亡くす直前の4歳の頃から柔術を始め、ここ10年に渡りロンドンのホジャー・グレイシーの下で指導を行っている。今では黒帯を巻くキーワンは紫帯時代の2012年にノーギ柔術でコナー・マクレガーに勝利している。

カリーニョスやヒリオンというカーロスとライルの間に生まれたグレイシーの直系の叔父たちと、マルセーロ・ベーリンギの精悍な面影を併せ持つキーワンが、現代MMAでどのようなファイトを見せることができるか。いってみれば敢えて戦う必要がないのにMMAに挑む。これこそグレイシーとベーリンギの血といえるだろう。

■視聴方法(予定)
10月2日(金・日本時間)
午前2時00分~プレリミBellator Mobile App & Bellator MMA Youtube Channel
午前5時00分~メインDAZN

■ Bellator247計量結果

<ウェルター級/5分3R>
ポール・デイリー: 172.6ポンド(78.29キロ)
デレック・アンダーソン: 170.4ポンド(77.29キロ)

<女子フライ級/5分3R>
デニス・キルホンツ: 123.4ポンド(55.97キロ)
ケイト・ジャクソン: 125.6ポンド(56.97キロ)

<ミドル級/5分3R>
ノルベルト・ノヴェニーJr: 185.6ポンド(84.18キロ)
レイ・ゼウニ: 182.6ポンド(82.82キロ)

<フェザー級/5分3R>
ブライアン・ムーア: 145.8ポンド(66.13キロ)
シモーネ・ダンナ: 144.6ポンド(65.58キロ)

<160ポンド契約/5分3R>
クリス・ダンカン: 159.2 ポンド(72.21キロ)
イアニキ・フォルタード: 159 ポンド(72.12キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ルイス・ロング: 170.6ポンド(77.38キロ)
ジャンニ・ミリッロ: 170ポンド(77.11キロ)

<女子フライ級/5分3R>
メンディ・ブルン: 125.8ポンド(57.06キロ)
フィレ・エイコウト: 125ポンド(56.7キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ウォルター・ガハージャ: 170ポンド(77.11キロ)
ウロシュ・ユリシッチ: 171.1ポンド(77.6キロ)

<ウェルター級/5分3R>
キーワン・グレイシー・ベーリンギ: 170.4ポンド(77.29キロ)
コンスタンチン・グヌサリノフ: 169ポンド(76.66キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
リー・チャドウィック: 204.8ポンド(92.89キロ)
エデウソン・マセド: 204ポンド(92.53キロ)

<フライ級/5分3R>
ブライン・オドリスコール: 125ポンド(56.7キロ)
サラ・エルカ: 125.8ポンド(57.06キロ)

<女子アトム級/5分3R>
ジェ・ジョホン: 105.6ポンド(47.89キロ)
モニカ・ホフリコワ: 106ポンド(48.08キロ)

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