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【UFN20】サダロー判定勝ち、ムエタイ駆使で優勢に

2010.01.12

(C) ZUFFA■第8試合 ウェルター級/5分3R
アミール・サダロー(米国)
Def.3R終了/判定
ブラッド・ブラックバーン(米国)

【写真】ウェルター級に転向を果たした初戦こそ、ジョニー・ヘンドリックスに完敗を喫したが、UFC106のフィル・バローニ戦に続く連勝をマーク (C) ZUFFA

米SpikeTVライブ中継オープニングマッチとなったブラッド・ブラックバーンと地元バージニア出身アミール・サダローの一戦。いきなりヒザを狙ったサダローだが、ブラックバーンは左ミドルに左ジャブを合わせていく。

前蹴りで距離を取るサダローに対し、ブラックバーンは飛び込んでパンチを放つが、これはかわされる。距離が近づき、パンチを交換すると、サダローは首相撲からヒザを狙う。左ジャブからロー、さらに右ストレートと組みつく気配すら見せないサダローに、ブラックバーンもローとパンチで真っ向から対抗する。


前蹴りを顔面に伸ばし、ブラックバーンの姿勢を崩したところで、サダローは組みついてヒザを突き上げる。上背では劣るが、パワーで上回るブラックバーンはボディフックの連打から、サダローをケージ際に押し込んだ。

ケージに背にしたサダローは、首相撲からヒザを放つも、これはジャストミートせず、自らバランスを崩してしまう。サダローの左フックがヒットし、ガードを取るブラックバーンは鼻血をにじませるも、サダローは自らスタンドへ戻り、左ハイ。ここで初回が終了した。

2R も軽快にムエタイを駆使して打撃戦を繰り広げるサダローは、スーパーマンパンチから左ミドルをヒットさせ、距離が近づくと左右のフックを打ちこんだ。ブラックバーンはたまらず組みついてサダローをケージに押し込むが、テイクダウンを仕掛けることなく、自ら距離を取る。再びケージに押し込まれたサダローだが、ここで左エルボーを顔面に見舞うと、ラスト1分、オクタゴン中央で打撃を交換する両者。サダローの右ストレートが、ブラックバーンの顔面を捉える。

最終ラウンド、サダローがフライングニーをボディにヒットさせ、追い打ちのヒザでダウンを奪う。クローズドガードを取るブラックバーンにエルボーを落とし、一度立ち上がって足を払ってからパウンドを落としていく。パスに成功したサダローは、試合時間残り20秒のマウントを狙いはハーフに戻されたが、そのままパウンドを落とし続けてタイムアップに。3Rに渡り、優勢に試合を進めたサダローが3-0の判定勝ちを手にした。

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