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【UFN13】ライト級無敗対決はメイナードに軍配 – 2008.4.2

2008年4月2日(水・現地時間)
ブルームフィールド・イベントセンター/UFN13

■第11試合 ライト級/5分3R
グレイ・メイナード(米国)
Def.3R終了/判定
フランク・エドガー(米国)

【写真】ポイント、ポイントをおさえたメイナード(上)がエドガーを判定で下し、ライト級無敗対決を制した (C) MMAPLANET

注目のライト級無敗対決。エクストリーム・クートゥアーに所属するメイナードは、MMAキャリア5勝1ノーコンテストで負け知らず。一方のエドガーはタイソン・グリフィン&スペンサー・フィッシャー戦の勝利を含むUFC3戦3勝、MMA全キャリアでもデビュー以来7連勝中のファイターだ。

メイナードの左フックで試合はスタート。飛びこむエドガーに、ヒザを見舞うメイナード。序盤から力の籠った攻防が繰り広げられる。前進して体を振りながら左右のフックを放つメイナードに対し、エドガーは、しっかり見切って右ストレートを放つ。


右へ左へステップを続けるメイナード、左フックがエドガーにヒットするが、ここではまだ距離を詰めない。常にオクタゴンの中心に位置し、メイナードを追いかけるエドガーが距離を詰めかけたところで、メイナードがテイクダウン。すぐに立ち上がったエドガーのバックを制し、体を入れ替えて再びテイクダウンを奪う。クローズドガードを取るエドガーに、パウンドを見舞うメイナードだったが、エドガーは腹這いから立ち上がることに成功する。

2R、メイナードは左ストレートから、大ぶりの左右のフックを放つが、これもエドガーを捉えることはできない。エドガーが初めてテイクダウンを試みるが、スイッチで態勢を入れ替えたメイナードが、ここでもテイクダウンへ。ヒザ立ち状態で耐えるエドガーのボディにヒザを入れるメイナード、試合はスタンドへ。いつの間にか、オクタゴンの中央に陣取るメイナードの周囲をエドガーが回るようになるが、突っ込んだメイナードをエドガーが投げ捨てた。

両者すぐに立ち上がり、試合は寝技へ移行することのないまま、打撃戦が続く。メイナードは左をヒットさせるなど、スタンドの打撃戦で常に先手を取る。試合タイムが 1分を切ると、ここでメイナードがテイクダウン。エドガーはバタフライ・ガードからキムラ・アームロック。一見、攻めているようなディフェンスでラウンド終了までパウンドを受けることなく逃げ切った。

最終ラウンド、観客に息をつく間も与えないテイクダウンの攻防は、両者がスタンドに戻り仕切り直し。エドガーが右ストレート、メイナードがアッパー。エドガーのテイクダウン・アテンプションを切り返し、ケージに押し込むメイナード。そのまま豪快なリフトアップから、テイクダウンに成功する。ポイント、ポイントでジャッジの印象を良くするメイナード。再び、豪快なスラムからトップをキープ。バッククラブの態勢になるが、今度はエドガーがスイッチ、向かい合って左右のフックをヒットさせる。

メイナードのテイクダウン狙いにパンチを当てて抵抗するエドガーだったが、三度メイナードが抱えあげてからのテイクダウンの餌食となる。バックコントロールから、スクールボーイの応用でパスガードに成功したメイナードが、ハーフガードに戻されながらも左エルボーをエドガーの顔面に落としたところでタイムアップ。

レスリング力で差を見せたメイナード、ジャッジ三者が30-27をつける勝利で無敗対決を制した。「エドガーはタフだった。僕の方が大きかったから、それが勝因だよ。僕のゴールは遠い彼方にある。少しずつ近づいているよ」と謙虚なコメントを残して、勝者はオクタゴンを後にした。

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