この星の格闘技を追いかける

【PFL2019#02】アルファメール離脱のランス・パーマー、ダウンを奪いギルピンから判定勝ち

<フェザー級/5分3R>
ランス・パーマー(米国)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
アレックス・ギルピン(米国)

サウスポーのパーマーに右を振るって前に出るギルピン。パーマーが左フックをその前進に合わせようとする。続く右に組んでいなしたパーマーは、左フックをヒットさせる。組みを切りながらスイッチしたギルピンが、オーソに戻す。2度ダブルレッグを切られたパーマーは、飛び込んでの右を被弾する。しっかりとテイクダウンを仕掛けを見ていたギルピンだったが、逆にパンチへの注意を怠ったか左フックを打ち込まれダウンを喫する。

すかさずバックに回り込んでワンフックとしたパーマーがシートベルトポジションからRNCへ。うつ伏せになったギルピンがそのままロールして上を向くと、パーマーはマウントに。ギルピンは足こそ戻したが、ガードでボディを殴られながら初回終了を迎えた。

2R、間合いをはかる両者。ギルピンが右ストレートを当てる。ローから左を振るったパーマーは、ダブルの仕掛けをリリースしてフックを振るっていく。ギルピンは右ハイでパーマーの上体を起こさせようとする。飛び込みながら右を伸ばしたギルピンだったが、ついにダブルレッグでテイクダウンを許すことに。

パーマーはガードのなかで細かいパンチを落とし、立ち上がり際にニンジャチョークを狙ったギルピンを抑え込む。左のパンチを落とすパーマー、ギルピンはスイープ狙いからスタンドに戻ることに成功する。パーマーは右ジャブ、左ローを繰り出し左右に回る。ワンツーで距離を詰めたギルピンが、ダブルレッグに入り肩にパーマーを担ぎ上げたところに時間となった。

最終回、左を振るって前に出たギルピンは、ダブルレッグを待っていたかのようにギロチンを仕掛けるもパーマーも、承知していたかのように頭を抜く。腰を切って腕十字狙いのギルピン、このタイミングでパーマーがパンチを落とす。ヒップスローも決まらないギルピンは、厳しい局面が続く。再び、スクランブルからニンジャチョークを狙ったギルピンだが、十分な形になる前にパーマーが動く。

仕掛けはあるが、コントロールはできないギルピンのガードワーク。パーマーは足を一本抜くも、ギルピンがフルガードに戻す。この間も時間が進み、パーマーはパス狙いからバックへ。上を向いたギルピンがガードを取り直すが、これでは逆転は無理だ。パーマーのエキストラポイントはなく、そのまま判定勝ちで3Pを獲得しアルファメールから移ったチーム、ヒカルド・アルメイダ&マーク・ヘンリーというコーチと握手をかわした。

「僕にはいつもレスリングがある。そして、ワンツーだけでなくスリー、フォーと打つことを恐れなくしてくれたマーク・ヘンリーに感謝している」と勝者は語った。


PR
PR

関連記事

Movie