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【Invicta FC35】ストロー級ワンナイトT出場、魅津希─01─「12月大会にUFCからオファーがありました」

Mizuki & Naoki【写真】実弟・直樹と一緒にNYで、MMAファイター生活を送っている魅津希(C)TSP

2日(土・現地時間)に全容が明らかとなった「INVICTA PHOENIX RISING SERIES」=インヴィクタ8人制ワンナイト・ストロー級トーナメント

1回戦と準決勝が5分✖1Rという特殊なトーナメントで、本命視されているのが日本の魅津希だ。NYに渡り、8カ月が過ぎようとする今、彼女にとってUFCへステップアップできる最大のチャンスだ。

NYでMMAファイターとして何が変わったのか。そして今回のトーナメントに賭ける意気込みを尋ねると、昨年12月に既にUFCからオファーがあったことが明らかとなった。


──まず昨年11月のヴィヴィアニ・ペレイラ戦ですが、計量失敗こそありましたが、見事な勝利でした。

「計量に失敗したことは本当に対戦相手にも、関係者の皆さんにも申し訳なかったです」

──その原因は把握できていますか。

「ハイ。色々なことが起こりました。ただ、それを口にするのは言い訳にしかならないので、これからはもうあのような失敗をしないよう心がけます」

──強さを見せるだけでなく勝てるMMAの戦い方ができた試合に映りました。

「豊橋でやっていた時は自分で考えていなかったわけではないですが、先生に与えてもらったゲームプランを忠実にこなすという戦いでした。それが今は自分でも考える、そしてコーチと言葉を重ねるという感じになりました。

やはり色々なことが起こるのが試合なので、その時に自分で考えられるようになっていないとこの先は厳しいですし。そこを考えて試合前から考えるようになっていました」

──打撃を支配し、最終回にテイクダウンを見事に決めた直後、寝技にこだわらずスタンドに戻った。あのあたりはMMA頭脳になってきたのではないかと。

「立ちで制していると思ったので。ただ当てていたのですが、なかなか倒すことはできなかったので戦っていてもつまらないなと思っていたんです」

──勝つために闘争本能を殺せたというは素晴らしいことではないですか。

「でも面白さに欠ける試合でした(笑)。それと試合中に左手の親指を折ってしまって……」

──えぇっ!! そうだったのですか。それは試合のいつぐらいに?

「ちゃんと折れたのは……」

──ちゃんと折れた(苦笑)。

「ちゃんと折れたというか……アハハハ。試合中はアドレナリンが出ているので試合中に痛みはあまり感じないんです。試合が終わってドクターに診てもらっている時にジンジンしてきて。

ただ3Rにテイクダウンを狙った時に跳ね返されて、マットに手をついた時に痛みを感じ、もうダブルレッグにはいけないと思って打撃勝負を選択したというのもありました。今から思えば2R中には痛みを感じていたようにも思います」

──もう傷の方は大丈夫ですか。

「ハイ。ただ、あの試合のあとにUFCからフライ級だったんですけど、12月の大会で代役オファーがあって……本当にこのケガさえなければって……」

──いやぁ、それは余りにもです……ね。

「タイミングが悪いなって。でも悔やんでもしょうがないですし、次の機会を待とうと。実際、オファーをもらえたことは確かですし、いずれ来るものだと思っています」

──UFC入りに関しては、今回のワンナイト・トーナメントはUFC FIGHT PASSも力を入れるようですし、絶好の機会になるのではないでしょうか。

「最初は4月の中旬だと聞いていたんです。でも、それだと今は手術後のリハビリ中で、もう少し練習再開まで時間がかかるので調整が難しかった。そうしたら、5月になったので──もう出るしかないです!!」

──トーナメント戦は子供の頃から慣れていると思います。

「MMAではないので、楽しみですね。何が起こるか分からないので……でも勝てる自信はそんなにないんです」

──えぇ……!! それは困ります。

「やっぱり最初の2試合が5分1Rというのがネックで。私はスロースターターなので、そこですね。決勝まで行くと5分✖3Rですから負けることはないです。逆に1回戦と準決勝は相手の見極めが難しいので、私には合っていない。それも良い経験になるかと思います」

──魅津希選手らしいポジティブさですが、本来なら負ける相手ではなくても1つのミスや、1つのテイクダウンで終わる可能性がある。完全に瞬発力ファイトになってしまうのは怖いです。

「5分1Rは正直、違う競技ですよね(笑)。外国人の方が有利だと思います。難しいですね、戦う相手に怖い人はいないので問題はそこになってきます。私も含めて、突出したレスリング力を持つ選手はいないと思いますし……」

──スイマセン、話の腰を折ってしまいますが、シャロン・ジェイコブセンはUS女子レスリングのナショナルメンバーだった選手ですが……。

「アレっ……。アハハハハ、もう1回試合を見てみます。打撃はそんなにですよね?」

──ハイ。だから一発殴られてもテイクダウンするぞという突進力があるかと。

「なるほどぉ。なら、なおさらやりたいですね。ヒジを打ち込んでやりたいです!!」

<この項、続く>

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