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【Pancrase301】アキラが仕切り直しのロシアン対決、フィジカルグラップラーのソリホン戦決定

Sadulloev【写真】組み技の強さはまさにキャリア20戦のファイターと遜色ないというMPFの謳い文句に偽りがないソリホン(C)PANCRASE

13日(木)、パンクラスより11月25日(日)に江東区の新木場スタジオコーストで開催されるPancrase301のカード第一弾、11試合が早くも発表された。


なかでも目を引くのが、アキラが再び──いや仕切り直しのロシアンと戦う一戦だ。タジキスタン生まれ、現在はロシアのハバロフスク在住のサドゥロエフ・ソリホンはキャリア4勝1敗ながら、ロシアのLFAといっても過言でない人材育成大会最大手のMFP=Far Estern Modern Pankration Federation=ロシア・パンクラチオン協会が「20戦以上戦っている選手と比較しても何ら遜色ない」と自信を持って送り込んでくるファイターだ。

ソリホンは強力なフィジカルを持ったグラップラー。ガードを固めてフックから組み付いてダブルレッグでトップを取れば、強烈な勢いを持ったパウンドを放り込む。加えて殴ってからパス、ニーインベリー、そしてマウントを奪取するなど積極的にトランジッションを行なう。マウントからもパンチを入れて背中を向けた相手にはRNC、腕を差しだしてきた相手には腕十字を極めるなど、極めてオールドスクールな柔術的MMAの使い手といえる。

またギロチンから引き込んで、下になっても三角絞めなどスクランブルに対応しつつ、背中をつけることを厭わない。反面、勢いのあるパンチ攻撃には身を翻して距離を取り直し、ガムシャラに組みついていく場面も試合動画から確認できる。

Akira8月大会でアルセン・バティロフが体重を落とせず、試合前日にキャンセルとなっていたアキラとしてはフック系のパンチからテイクダウンを奪われないように戦う一方で、勢いのあるパンチを単発でなく連打することでソリホンを慌てさせたい。

テイクダウンを切るだけなく、威力のある打撃をある一定の長さで持続する。アキラがここから上を目指す上でも、身に付けるべき動きの習得に役立つフィジカル・グラップラー=ソリホンとの対戦といえるだろう。

また今大会では堀江圭功が、田村一聖戦で喫した敗北から再起を掛ける相手が、なんと滝田J太郎になったことも発表されている。完全なアンダードッグ、いや生贄といっても良いマッチアップだけにJ太郎の奮起に期待、だ。

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