この星の格闘技を追いかける

【UFC228】待ったなし、ヴァレンチーナ・シェフチェンコのUFC世界女子フライ級王座獲り!!~のキャンセル

Shevchenko【写真】バンタム級でも十分に強く、あのホリー・ホルムを破っているシェフチェンコが、モンターニョに勝つと予想しても文句は言われまい(C)Zuffa LLC/Getty Images

8日(土・現地時間)、テキサス州ダラスのアメリカンエアライン・センターでUFC 228「Woodley vs Till」が開催される。メインで王者タイロン・ウッドリーにダレン・ティルが挑戦するUFC世界ウェルター級選手権試合が組まれた同大会では、もう一つ世界戦が行われる。


それがUFC世界女子フライ級王者ニコ・モンターニョにヴァレンチーナ・シェフチェンコが挑む一戦だ。モンターニョとシェフチェンコ、ファイティング・ワールドにあっては圧倒的に後者の方がネームバリューが高い。ムエタイとキックボクシングで17のベルトを獲得し、IMAFAアマチュアムエタイ世界選手権で実に9度の優勝を誇るシェフチェンコは、UFC世界女子バンタム級王座挑戦も含めMMAでも15勝3敗の戦績を残している。

うちに2つの黒星は前述した世界王座挑戦を含んだ×アマンダ・ヌネス戦で、2試合とも非常に接戦でシェフチェンコが取っていてもおかしくない試合だった。そして、彼女はこの2つの敗北を認めていない。

Montano対して、モンターニョはMMA戦績4勝2敗。ブラジリアン柔術は紫帯のファイターで、UFCでは僅か1戦1勝だ。オクタゴン戦績が1勝で世界王座を獲得しているのは、彼女が出演したTUF26は優勝者が初代UFC世界女子フライ級王者となるシリーズだったからに他ならない。

それ以前にKOTCで女子フライ級チャンピオンとなっているモンターニョは、TUFでは16選手中14番目のピックでありながら、UFCベテランのローレン・マーフィ、モンタナ・デラロサ、そして元Invicta世界フライ級王者バーブ・ホンチャックを破っており、実質は7勝2敗と理解して良いだろう。

TUFフィナーレでは常に成長著しいロクサン・モダフェリの腕十字に危ない場面もあったが、これを防いで接戦で競り勝ち、初代王者の栄誉に授かっている。サウスポーの構えから繰り出されるモンターニョの左ミドルや左ストレートは威力があり、左ハイと右手前のままで仕掛けるダブルレッグは、タイミングの取り方&距離の置き方にも長けている。

それでもやはりシェフチェンコのフィジカルの強さ、技の切れを前にして、どれだけ戦えるのかという疑問がモンターニョには残る。それは彼女が力不足というよりも、シェフチェンコが強すぎるという見方が正しいであろう。

特に適正階級と思われるフライ級転向初戦=プリシーラ・カショエイラ戦では、恐ろしいまでの強さを見せつけた。モンターニョと同様サウスポーから放たれる彼女のパンチは、やはり他を圧倒する重さがあり、コンビネーションの速さもモンターニョとは比較にならないといっても過言でない。

さらにはテイクダウンや寝技でのポジション奪取&エルボー、フィニッシュのRNCとバンタム級時代を上回る力強さも感じられた。こうなるとバンタム級時代に猛威を振るった首相撲から崩しも、フライ級ではさらに切れが増すことが考えられる。

このようにストロングポイントを挙げていくと、シェフチェンコ有利としか考えられない世界女子フライ級タイトルマッチ。ただし、モンターニョの左の威力は被弾した者にしか本当の怖さは分からない。シェフチェンコがこの一発を被弾すればどうなるのかは、誰にも予想できないということだ。ただし、シェフチェンコのパンチがモンターニョのパンチよりも正確にターゲットを打ち抜く──ことは多くの人間が予想できることだ。

※UFCから7日(金・現地時間)にニコ・モンターニョの健康上の理由で、この試合はキャンセルされることが発表された。

■ UFC228対戦カード

<UFC世界ウェルター級選手権試合/5分5R>
[王者]タイロン・ウッドリー(米国)
[挑戦者]ダレン・ティル(英国)

<UFC世界女子フライ級選手権試合/5分5R>
[王者]ニコ・モンターニョ(米国)
[挑戦者]ヴァレンチーナ・シェフチェンコ(ペルー)

<フェザー級/5分3R>
ザビット・マゴメドシャリポフ(ロシア)
ブランドン・デイヴィス(米国)

<女子ストロー級/5分3R>
ジェシカ・アンドレジ(ブラジル)
カロリーナ・コバケビッチ(ポーランド)

<女子ストロー級/5分3R>
カーラ・エスパルザ(米国)
タチアナ・スアレス(米国)

<バンタム級/5分3R>
アルジャメイン・ステーリング(米国)
コディ・スタマン(米国)

<ミドル級/5分3R>
ダレン・スチュアート(英国)
チャールズ・バード(米国)

<ウェルター級/5分3R>
ニコ・プライス(米国)
アブドゥル・ラザク(米国)

<バンタム級/5分3R>
ジミー・リベラ(米国)
ジョン・ドッドソン(米国)

<ウェルター級/5分3R>
ディエゴ・サンチェス(米国)
クレイグ・ホワイト(英国)

<ライト級/5分3R>
ジム・ミラー(米国)
アレックス・ホワイト(米国)

<女子バンタム級/5分3R>
アイリーン・アルダナ(メキシコ)
ルシエ・プシオワ(チェコ)

<ウェルター級/5分3R>
フランク・カマチョ(米国)
ジョフレイ・ニール(米国)

PR
PR

関連記事

MW

Movie

JBJJF

ONE DAY