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【RFC44】ライト級T準々決勝へ、下石康太 「練習でやってきたことを試合では考えない」

Kota Shimoishi【写真】石家庄の強い西日を背に。スモッグがなく晴れ上がった空のように、下石の明日も晴天となるか(C)MMAPLANET

11日(土・同)に中国・河北(ホーベイ)省の石家庄(シーチャーチュワン)のホーベイ体育館で開催されるROAD FC44で、バオ・インカンとライト級100万ドルT 準々決勝を戦う下石康太。


公開計量&フェイスオフを終えた下石に、明日の試合と対戦相手の印象を尋ねた。セオリーがないことを武器にしている。まるでこの国の急成長と歩調を合わせるような、下石のバオ・インカン評が聞かれた。

――下石選手のキャリアのなかで、この石家庄での試合が一番移動が大変だったのではないでしょうか。

「そうですね、距離的にはモンゴルの方が遠かったと思うのですが、モンゴルは飛行機が5時間でウランバートルについてからは車で40分ぐらいだったので。4時間の飛行機と5時間のバスというのは、一番長かったです。正直しんどいですし疲れますけど、もっと遠くから来ている選手もいるので。そんなことを言ってもしょうがないですから。それに計量まで1日フリーの時間を用意してくれていましたし、減量も問題なかったです」

――たいしてバオ・インカンは頬があれだけこけて、それでいて下石選手よりも800グラムも軽かった。なぜ、そこまで体重を落とすのかと思った次第です。

01「そうなんですよね(笑)。凄く体重は戻るでしょうけど、あんまり減量の仕方も分かっていないから1キロもアンダーになるのかなって。戦い方と同じで、MMAのセオリーがないのかもしれないです」

――というのは?

「体の力を全部使って強打してくる感じですし、そこで殴るかっていうのもありますね。それするとワキを差されるやろっていうところでも平気で殴ってくるので、逆に警戒が必要になるかと思います。それに少々、打たれても気にしないですし。

試合を見た印象は面倒くさいってことだったんです。セオリーがない。ホンマにセオリーにないから、そんなことされたことないって動きがあるんです。分かっていないのが武器になっているというか。強味になっていますよね」

――そのような選手に対して下石選手の戦い方は?

「あまり付き合わないこと、向き合った雰囲気、感覚で戦います。ガチガチに作戦を遂行するとかでなくて、自分の力を全て出す方が大切です。相手のことを気にしすぎるのではなくて」

――試合を戦ううえで最も気にしているのはどのような点ですか。

「距離じゃないですかね。距離を間違えない。危険な距離にならないよう察知すること」

――その辺りは今、非常に上手くいっているようですね。

「そうですか? 練習でやってきたことを試合では考えないようにしているんです。試合までは対策を立てて練習していますけど、試合になるとそれを考えずに戦う。それで練習してきたことが出せれば良いし、でなかった自分がアカンということで。

外薗(晶敏)さんに色々と指示をもらって、でも『試合になったら今言ったことは全部忘れろ。意識せずに戦え』というようなことを言われ、『身についているかどうかは、お前次第やから』と。考えないで戦えと言ってもらい、それを実行するような感じでいます」

――練習で練って、試合になると考えずにそれが出ると。ところでチラッと聞きましたが、奥様のお父さんが応援にやってくるとか。

「ええ、そうなんですよ。中国で仕事をしているので来てくれるのですが、会場で試合を見てもらうのは初めてですね。試合後にキレーな顔で会えるようなことはない――そんな気持ちでいます(笑)。他にもジムの人も2人ほど来てくれて、本当に嬉しいです。ここまで来てくれるなんて、本当に……終わって、一緒に良い酒が飲みたいです」

――明日の試合に集中するとしても、目標はここでない。しっかりと通過点を走り抜いてほしいです。

「ハイ。自分もですけど、自分が勝つことでBLOWS ここにありを見せたいです。ところで……この後のことって何か聞いていますか?」

――この大会の後ということですか?

「いえ、試合後にまた抽選とかあるのかなって。前の時は試合が終わって、急に抽選があるからって呼ばれたんです。ケージに巻物が置いてあって、それを順番に取っていくという」

――完全ガチだったのですね。

「あの抽選は100パーセントガチです。ロードFCは、そういう部分で正直でガチなんですけど……またあるのかなって。でも勝ってからなので、そこは終わってから考えます」

■ROAD FC44計量結果

<無差別級/5分3R>
アオルコロ: 161.6キロ
藤田和之: 110.2キロ

<ライト級T準々決勝/5分3R>
シャミール・ザフロフ: 70.2キロ
アマチュシン・フーヘンフウ: 70.2キロ

<ライト級T準々決勝/5分3R>
下石康太: 70.4キロ
バオ・インカン: 69.6キロ

<ライト級T準々決勝/5分3R>
ホニ・トーレス: 70.2 キロ
トム・サントス: 69.9 キロ

<ライト級T準々決勝/5分3R>
マンスール・ベルナウイ: 69.9キロ
ムングントスズ・ナンディンエルデン: 70.3キロ

<71キロ契約/5分3R>
シャ・イーラン: 71.4キロ
SHUNYA: 71.3キロ

<無差別級/5分2R>
ウー・ラーハン: 113.3キロ
ワン・イーチャン: 117.2キロ

<無差別級/5分2R>
桑原清: 104.6キロ
マ・アンディン: 112.1キロ

<女子ストロー級/5分2R>
藤野恵実: 52.4キロ
アリーニ・サテルメイヤー: 52.4キロ

<バンタム級/5分2R>
ウー・ジェ: 61.6キロ
ウー・シャオロン: 61.6キロ

<バンタム級/5分2R>
根津優太: 61.6キロ
バーサンクフー・ダムランプレウ: 61.8キロ

<ライト級/5分2R>
岩田啓輔: 70.1キロ
ホアン・ツェンユー: 70.1キロ

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