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【Grandslam05】所英男「一緒にRIZINに出られると感慨深い」&伊藤盛一郎「RIZINで所さんと2人で勝つ」

ito-tokoro【写真】ハキハキとした口調の伊藤と、モゴモゴする所。話し方は対照的だった (C)MMAPLANET

3日(木・祝)、東京都江東区ディファ有明で行われるGrandslam05で内藤頌貴と対戦する伊藤盛一郎、そして急遽グラップリングマッチで大澤茂樹と戦うことが決まった所英男が10月31日(月)に横浜市のリバーサルジム横浜グランドスラムで公開練習を行った。

立ちと組み技の2Rのスパーリング後に行われた両者の共同会見の模様を再現。
(※MMAPLANETでの伊藤盛一郎インタビューと重複する内容の部分は割愛させていただきました)


──コンディションの方は如何ですか。

伊藤 あと3日で試合なので体調もバッチリで、いつも通り体重を落として、あとは試合当日に大暴れするだけです。早く戦いたくて……試合が楽しみです。

──所選手は練習していて、伊藤選手の調子をどのように思いますか。

 いつもですが、今回も人が変わったかのように顔つきも変わって。減量もあるのでキリッとして、いよいよ試合なんだなって。試合3日前で今日動くことは減量もキツイだろうし、少し心配していたのですが、全然動けていつも通りだったので安心しました。あとは当日、暴れてもらえればと思います。

──所選手からして伊藤選手の持ち味は?

 動物のような動きですね。全然止まらない。最近は打撃と組み技が色々とつながってきているのが、見ていてもやっても感じられ、どんどん強くなっている最中です。僕は一緒に練習させてもらっているだけですが、勝村さんと盛一郎さんで凄く良い練習をしているんだなって感じます。

──2人で練習するようになってからどれぐらいですか。

 どれぐらいですかね……。

伊藤 自分が高校生……18歳の時に火曜日の夕方に組み技のプロ練習のようなものがあって、その時が初めてです。アマチュアの試合に出る前でした。

 また凄い子が入ったなって思った記憶があります。センス……動きが動物的で。猫みたいで──チーターみたいな。投げても一回転して着地しているような。攻めているのに気が付いたら極められているというのがしょっちゅうあります。見ていても、やっていても面白いです。

──RIZINに出たいという気持ちをどのように感じていますか。

 一緒に出たいですね。一緒にRIZINに出られると感慨深いです。僕が直接育てたわけじゃないですが、育ってきているのを見て、試合で勝ってきたのも見ているので。それが今年の年末だったら最高ですね。

──修羅場をくぐってきた先輩として、GrandslamとZSTの2連戦が控える伊藤選手にアドバイスはありますか。

 修羅場をくぐってきたというか、僕の場合はすぐにこけて大切な場面でポカすることが結構あったので、それだけは気を付けてほしいです。持っているモノを出して、余計なことを考えずに。あとは勝村さんと作戦を練ってという感じですね。

──プレッシャーはないですか。

伊藤 プロになってから負けて構わない試合なんてないので、全部気持ち入れてやってきました。特にプレッシャーなどはなくてホントにいつも通りに勝っていくだけです。どれも負けられないので。

──アピールになるよう派手な勝ち方をしたいですか。

伊藤 そうですね。判定じゃダメだと思います。グラップリングはまだやったことのない技を出してみたいと思います。グラップリングの方は5分×2Rですが、MMAとは違う動きを見てほしいので、1R目は見せて2Rで極めます。

──所選手は大澤選手を相手にグラップリングで2R目に仕留めるという感じでしょうか。

所 盛一郎さんの作戦をまるまる頂こうかと(笑)。

──ここにきて急遽グラップリングマッチでGrandslamに出場しようと思ったのは?

 普段から相原さんや勝村さんにお世話になっていて。忠治さんが欠場したので……。前から何か力になりたいと思っていたのですが、ここは自分がいかないといけないって。色んな人にわがままを言ってやらせてもらうことになりました。

─大澤選手を相手に動きのある試合をすることは困難だと予想されます。テイクダウンから抑えられるという試合になるかもしれないですが、そういう相手とここでグラップリンで戦うのは?

 そういうテイクダウンが強い選手をどこまで動かせることができるのか。大きな括りですけど、年末のレスラー対策にもなりますし。失敗したら失敗したで、勝村さんとああでない、こうでないって行けたらなっていうのがあります。

──先輩にアドバイスは(笑)。

伊藤 いえ、自分が見せてもらって27日に真似をしようと思います(笑)。

 僕の真似はしない方が良い……(苦笑)。

──本来出場予定だった加藤選手が、Grandslamに練習に来たそうですが、どのような動きだったのでしょうか。

 相変わらず強かったです。グラップリングの練習だったのですが、組みに行くのが怖いぐらいで……。強かったですねぇ。

伊藤 自分もグラップリングだけだったのですが、プールとランニングを2年振りに再開して、初めてのスパーだって言っていたのですが、全然本気を出していない感じでした。幼稚園児の子と遊んでいるような感じで……ホラホラホラって。

で、パーンって投げられて極められるという。試合が見てみたかったです。練習もやっていないのに、あんなに強いから、どんな試合になるのか楽しみでした。

──では最後に意気込みをお願いします。

 Grandslamという大会を少しでも盛り上げられるよう、グラプリングですがどんどん動いて、面白かったと言われる試合をしたいです。個人的には大澤選手を相手にどのような切り返しができるのかが課題なので、どんどんやっていこうと思います。そして少しでもお客さんをRIZINに呼び込みたいです(笑)。

伊藤 年末のRIZINに向けて、恥ずかしい試合はできないので3日にしっかりと勝って。27日にも勝って。RIZINに出るのが目標ではないので、所さんと2人で勝つのが目標なので、2人一緒に出ることができれば──と思っているので、死ぬ気で頑張ります。

■Grandslam05対戦カード

<フライ級/5分3R>
伊藤盛一郎(日本)
内藤頌貴(日本)

<70.3キロ契約/5分2R+EXR>
竹内幸司(日本)
鈴木淑徳(日本)

<グラップリング・ライト級/5分2R>
所英男(日本)
大澤茂樹(日本)

<ライト級/5分3R>
山田哲也(日本)
チョ・ヨンジュン(韓国)

<ライト級/5分3R>
星野大介(日本)
クイントン・アレンサ(南アフリカ)

<ライト級/5分2R+EXR>
上田厚志(日本)
高橋了介(日本)

<バンタム級/5分2R+EXR>
論田愛空隆(日本)
平田純一(日本)

<ミドル級/5分2R+EXR>
YOSUKE(日本)
降矢浩希(日本)

■ GRANDSLAM SURVIVOR対戦カード

<フェザー級/5分2R>
直人(宇留野道場)
増田浩一(日本)

<フライ級/5分2R>
西畑将武(日本)
崎川直起(日本)

<フェザー級/5分2R>
原田光(日本)
竹内拓人(日本)

<ライト級/5分2R>
門馬孝緒(日本)
猿山千里(日本)

<85キロ契約/3分2R>
モリシマン(日本)
橋本優(日本)

<ヘビー級/3分2R>
関幸一(日本)
長久保優(日本)

<ライト級/3分2R>
山田大典(日本)
桐部貴大(日本)

<フェザー級/3分2R>
山内雄輔(日本)
上原元(日本)

<フライ級/3分2R>
饒辺直也(日本)
細貝雄治(日本)

■ GRANDSLAM ROYAL対戦カード

<グラップリング・68キロ契約/5分1R>
藤田貴士(日本)
亀谷昌樹(日本)

<グラップリングルール/5分1R>
丸山帆波(日本)
小生ユキ(日本)

<フェザー級/3分2R>
柿内信太郎(日本)
岩田潤(日本)

<フェザー級/3分2R>
玉橋一宇(日本)
渡邊俊輔(日本)

<フライ級/3分2R>
砂田翔(日本)
藤原俊樹(日本)

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