【UFN95】ロイ・ネルソンが右アッパーでペイザォン沈める
<ヘビー級/5分3R>
ロイ・ネルソン(米国/11位)
Def.2R4分10秒by KO
アントニオ・ペイザォン・シウバ(ブラジル/15位)
ペイザォンが左ミドルから右へ回る。ネルソンの前進に左のカウンターを狙い、ローを入れるペイザォン。姿勢を崩したネルソンとの距離を詰めるペイザォンだが、ネルソンも右フックを返していく。サウスポーにスイッチしたペイザォンが左ミドル、ネルソンの右オーバーハンドをかわしたペイザォンはショート連打のあと、前に出て蹴りを繰り出す。右を返すネルソンが、ペイザォンの左をかいくぐってフックを2発。続いてミドルも見せたが、シウバはパンチを放って譲らない。
と、ネルソンがシングルからバックを取ってケージ際へ。胸を合わせたペイザォンが、右の細かいパンチをネルソンの頭部に入れる。ボディからダブルに出たネルソンだが、これは遂行できず。単発の攻撃を見せあった初回が終わった。
2R、ペイザォンが右ローから右。ネルソンも右を返すが、ペイザォンが左ミドルを入れる。全体的にスローな展開のなかでペイザォンのミドルやローは、どれほどの効果をもたらすのか。ネルソンの右オーバーハンドに右を合わせたペイザォンだが、右を被弾。続く左ローが急所に入り試合が中断する。再開後、すぐに組みに行ったペイザォン。ネルソンが体を入れ替えて離れる。
ネルソンは左フックのリードから、オーバーハンドでなく右アッパー。離れて右オーバーハンドを打っていったネルソンに対し、またもペイザォンが組みに行く。これを切ったネルソンは左ジャブ2発から、右ストレートをヒットさせる。構えをサウスポーに変えたペイザォンだが、手が出ない。ネルソンの右に右を返したペイザォンだが、続く右ローに右アッパーを合わされダウン。そのままパウンドを被弾し動けなくなると、やや遅れ気味にレフェリーが試合を止めた。
ネルソンはレフェリーのストップが遅いことに不満を隠せなかったが、ペイザォンとは健闘を称え合った。