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【VTJ08】TUFウィナー=エスクデロと対戦する松本光史<02> 「弱みを見せることはできない」

koshi-matsumoto【写真】松本にとってTUFウィナー撃破という肩書きが欲しい──その一点に尽きる国際戦だ(C)MMAPLANET

19日(月・祝)に浦安市の舞浜アンフィシアターで開催されるVTJ8thでエフライン・エスクデロと対戦する修斗世界ウェルター級(※70.2キロ)チャンピオン松本光史インタビュー後編。

修斗世界王者となったやり直しロードを振り返し、身につけた技量への信頼感が、TUFウィナーとの厳しい戦いに対しても自信を持って臨めるようにした。

『切り開く』──それが松本の格闘道であり、勝利への原動力となっている。

<松本光史インタビューPart.01はコチラから>


──自分のなかで松本選手は、やはりフランク・カマチョ戦で躓いた感があります。いまさら栓なきことですが、今の松本選手ならカマチョと戦っても一味違うところを見せる自信はありますか。

「どうですかね……。勝負なので分からないですけど、でも今ならフランク・カマチョと対戦できるとなると、ワクワクすると思います。あの時はビビりまくっていたので(笑)。

ただ殴られたくなかった感じでテイクダウンを狙って。以前は組みでしか試合を作れなかったのが、今は打撃を使って試合を作ることができる部分もあります」

──PXC、HEATでステップアップに失敗し古巣・修斗に戻りました。その後、修斗で積み上げ直したキャリアをどのように捉えていますか。

「苦しんだ時期もあって、修斗からも声が掛かっていたわけではなくて、直談判して試合を出してもらえるようになりました。なので絶対に負けられないという気持ちでいました。

とにかく前向きに、自分を作って1試合ごとに進化していこうという気持ちでやっていました。傍から見ると、5試合ほどトントン拍子に世界戦まで辿りつけたように思われるかもしれないですが、勝負ができる環境を自分で整えてきた部分もあるので。

修斗でまた戦おうと思った時、チャンピオンは弘中(※邦佳。同じジムの先輩)さんだったので、上には行けないかもしれないという恐れもありました。ただ、関係ねぇなって。最初に自分が目指したところでトップになろうと思ったのが、その後に繋がったかと今は思います。

PXCで戦っているときとか、その後はいつ試合ができるか分からないという状況だったので、修斗では勝つと試合が組んでもらえたのは大きかったです。最初の3試合ぐらいは、『次も見たい』とお客さんに思ってもらえるような試合をしようと心掛けてはいましたけどね(笑)」

──勝利は絶対ですが、貰っちゃいけないというファイトより、貰った分以上にやる──という試合を心掛けて得るものもあったのではないでしょうか。

「幅は広がったと思います。前に出ていくのも、結果的には身を守っているんです。でも、前に出て切り開くというイメージで戦う方が気持ちも良いですし、結果も残せると考えられるようになりました」

──攻めが最大の防御ですか。

「攻めというよりも、自分から試合を作るということですね。相手に合わせて、負けないようにするのではなく」

──なるほど。ところでエスクデロ戦は国内で初めての国際戦となります。

「これまで効かせたパンチを当てても、また前に出てくるかもしれない。UFCで戦っていた選手なので、ガツガツ来る選手とばかり戦ってきているはずです。なので、向こうのプレッシャーが強いというよりも、僕が前に出ていってもそういう攻めを慣れているとは覚悟しています。

慌てずに前に出てくる。そこを予想し、強いのは分かっているので気にし過ぎにならないよう戦います」

──UFCで3度契約していたファイター。松本選手のいうように根性の入った選手だと思います。ただし、3度切られたというのも事実です。

「僕がこれから世界に踏み出していくうえで、格好の相手です。だから石にかじりついてでも勝ちにいくのではなく、しっかりと勝ってUFCで勝負できるんだって期待してもらえるような試合にします」

■VTJ08対戦カード

<145ポンド(65.8キロ)契約/5分3R>
ISAO(日本)
斎藤裕(日本)

<146ポンド(66.2キロ)契約/5分3R>
リオン武(日本)
内村洋次郎(日本)

<155ポンド(70.3キロ)契約/5分3R>
松本光史(日本)
エフライン・エスクデロ(米国)

<115ポンド(52.2キロ)契約/5分3R>
澤田龍人(日本)
アンソニー・ドゥー(米国)

<155ポンド(70.3キロ)契約/5分3R>
武田飛翔(日本)
山本勇気(日本)

<135ポンド(61.2キロ)契約/5分3R>
岡田遼(日本)
ハ・ユンソ(韓国)

<135ポンド(61.2キロ)契約/5分3R>
佐藤将光(日本)
ダイキライトイヤー(日本)

<VTJ NEXT155ポンド(70.3キロ)契約/3分3R>
藤島崇志(日本)
小島祥雄(日本)

<VTJ NEXT145ポンド(65.8キロ)契約/3分3R>
山本哲也(日本)
関鉄也(日本)

<VTJ NEXT135ポンド(61.2キロ)契約/3分3R>
大村友也(日本)
寺本雄輝(日本)

<VTJ NEXT125ポンド(56.7キロ)契約/3分3R>
薄井直輝(日本)
永谷駿也(日本)

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