この星の格闘技を追いかける

【VTJ08】TUFウィナー=エスクデロと対戦する松本光史 「弱みを見せることはできない」

koshi-matsumoto【写真】ロータス世田谷での練習仲間、石川英司と北岡悟が語り合う前──左手では青木真也が佐々木憂流迦と練習しており、神妙な顔つきの松本 (C)MMAPLANET

19日(月・祝)に浦安市の舞浜アンフィシアターで開催されるVTJ8thでエフライン・エスクデロと対戦する修斗世界ウェルター級(※70.2キロ)チャンピオン松本光史。

PXCから世界へ挑戦しようという夢に破れ、修斗で出直しを図った松本は総合格闘技の老舗の王者としてTUFウィナーと対戦する。

当初はカナダのアレックス・リッチと対戦予定だった松本だが、そのリッチが急遽UFC FOX21に出場することとなり、代役としてエスクデロと戦うことになった。しかし、TUFウィナーとの試合はさらに松本に気合を注入することとなった。

一つひとつ階段を上がってきた男に、再び世界への入り口が見えてきた。松本のエスクデロ戦に対する意気込みとは。


──昨日はアレックス・リッチの試合は視ましたか(取材は8月29日に行われた)。

「ハイ、視ちゃいました。アグレッシブじゃなかったですね、判定負けして。あの選手と戦っていたらって、考えてもしょうがないですけど考えちゃって(苦笑)。UFCに引っ掛かるだけの選手なので、簡単にはいかなかったと思いますが、勝てていたなって(笑)。特別なにか抜けて強いモノはなかったですけど、上手くまとまっているなって思いました」

──そのリッチからエフライン・エスクデロに対戦相手が代わったのですが。

「発表と同じくらいの時に決まった形です。最初はリッチがUFCに行きたいと言う連絡があったという風に聞いて……『マジかよ』って。でも、翌日とかにはエスクデロの話を貰いました。それまでは、もう落ち込んでいましたけどね。VTJさんも穴をあけられないし、でもどんな相手になるのかなって」

──ここも韓国人選手かと?(笑)。

「それは……(苦笑)。また二転三転があったら嫌だなというのと、やらせてもらえるんだったら試合は受けようという気持ちでした。ただし、やっぱり強い外国人選手と戦いたいという気持ちはありました」

──特に松本選手は修斗で王者になっているので、日本人とは段階を踏んで上がってきた選手じゃないと戦いたくないという気持ちはなかったですか。

「それは確かにありました。それが修斗だし。でも、しっかりと仕上げてきたので相手が誰であれ、試合をすれば今後の格闘技人生にプラスになるので戦っていたと思います。試合はやはり練習では得られない実戦の場でもあるので」

──そこでTUFウィナーの名前を聞いた時には?

「疲れとか吹き飛んで、気合が入りまくりました!! リッチとエスクデロ──どっちが強いのか分からないですけど、3度もUFCと契約した選手なので、リリースされても這い上がってきた根性があるだろうし、TUFを勝ち抜けたことも凄いことです。ジムの米国人の会員さんも名前を知っているぐらい、向こうでは知名度が高いのでやっぱり、TUFウィナーというのは大きかったです。

カード的にもファンやお客さんも前の対戦相手より喜んでくれる相手になったと思います。対戦相手が代わったといっても、試合映像もファイトパスも見ることができるので、これだけ時間があれば対策も練ることができますし」

──どこに一番気をつけないといけないと思っていますか。

「レスリングのバックボーンがあって、諦めないです。いきなりガンと来るのではなく、相手の弱いところを突いてくる。ペースを考えつつ、攻め時が分かっているというか。とにかく弱みを見せることはできないです。

ただ、レスリング出身だといっても、それほどテイクダウンダウンが速いとも思わないですし、パンチで組み立てている感じですね。何かコレっというモノを持つのではなくて、全般的にできて……やっぱり諦めない気持ちの部分ですかね、気をつけないといけないのは」

──松本選手に必要な部分はどのようなことでしょうか。

「ここ1年半、全ての面を伸ばすために常に追い込んで練習してきました。実戦に関しても強くなるためにテーマを決めてやってきました。成果が出たり、出なかったりしたのも事実ですが、トータルでその面が出せる試合になる。総合力の勝負になると思います」

──まずグラップラーの印象が強く、そしてガツガツ、ゴツゴツと前に出てくる相手に押し切られるという印象があったのですが、タイトルを取った4月の川名雄生戦では、そんなイメージを一掃するようなファイトでした。

「元々打撃はできなかったし、練習も考えてやっていなかったのが、尾下塾で長いスパンでイチから指導してもらい距離間を練習から掴めるようになりました。どちらかというと、ディフェンス面が伸びて試合でも冷静に戦えるようになったかと思います。

まだ一発とかもらってしまうんですけど、そのあとに慌てずに組み立て直すことができるようになったかなとは……実感しています」

<この項、続く>

■VTJ08対戦カード

<145ポンド(65.8キロ)契約/5分3R>
ISAO(日本)
斎藤裕(日本)

<146ポンド(66.2キロ)契約/5分3R>
リオン武(日本)
内村洋次郎(日本)

<155ポンド(70.3キロ)契約/5分3R>
松本光史(日本)
エフライン・エスクデロ(米国)

<115ポンド(52.2キロ)契約/5分3R>
澤田龍人(日本)
アンソニー・ドゥー(米国)

<155ポンド(70.3キロ)契約/5分3R>
武田飛翔(日本)
山本勇気(日本)

<135ポンド(61.2キロ)契約/5分3R>
岡田遼(日本)
ハ・ユンソ(韓国)

<135ポンド(61.2キロ)契約/5分3R>
佐藤将光(日本)
ダイキライトイヤー(日本)

<VTJ NEXT155ポンド(70.3キロ)契約/3分3R>
藤島崇志(日本)
小島祥雄(日本)

<VTJ NEXT145ポンド(65.8キロ)契約/3分3R>
山本哲也(日本)
関鉄也(日本)

<VTJ NEXT135ポンド(61.2キロ)契約/3分3R>
大村友也(日本)
寺本雄輝(日本)

<VTJ NEXT125ポンド(56.7キロ)契約/3分3R>
薄井直輝(日本)
永谷駿也(日本)

PR
PR

関連記事

Arzalet

Road FC43

Movie