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【Bellator106】ニュートンが暫定LH王者。キング・モー返り討ち

<Belltor暫定世界ライトヘビー級選手権試合/5分5R>
エマニュエル・ニュートン(米国)
Def.3-0:49-46, 49-46, 49-46
キング・モー(米国)

軽いローを2発見せたニュートン、モーはシングルからダブルに切り替えてテイクダウンを奪う。後方から左のパンチを入れるモーが崩そうとするも、ニュートンが立ち上る。腰をコントロールしたモーは、ニュートンが胸を合わせると即テイクダウンへ。再び立ち上がり際にバックを取ってパンチを後方から入れていく。右の連打を受けて、動きが鈍ったように見えたニュートンだが、距離ができると果敢に打撃戦を仕掛ける。

そのニュートンのローが急所に当たり、試合が中断。すぐに再開されると、後回し蹴りにテイクダウンを合わせたモーがトップを取る。ケージ際までニュートンが移動すると、パンチの連打を入れたモーは、ヒザをボディに突き刺しシングルレッグへ。ここは距離を取り直したモー、ニュートンは左ジャブを伸ばす。前回のスピニングバックフィストでのKOがあってか、距離の取り方に非常に気を配っているモーは、時折りガードを高くして間合いを取りつづけた。

2R、左ハイを繰り出すニュートン。続いて左ミドルを見せるも、モーの左のプレッシャーに下がる。スイッチを繰り返すニュートンのバックキックを苦も無くかわしたモーだが、右ストレートを受けそうになる。と、シングルからケージにニュートンを押し込み、ヒザをボディに。両足をすくってテイクダウンを決めたモーは、パスを狙うも脇を差したニュートンが立ち上がる。ワンツーで下がったところに、左ハイを受けて腰が砕けたモーは、続いてヒザ蹴りをボディに受ける。ニュートンはテイクダウン狙いを切って、右を入れる。残り1分45秒、再びテイクダウン狙いを切ったニュートンが後ろ回し蹴りに。左ミドルから前に出るニュートンは再び左ハイを放つが、モーはブロック。

残り30秒、思い切り右を伸ばしたニュートン。モーは頭を下げて直撃を避けるも、ほとんど手数もなくダメージの回復に努めた終盤となった。2Rを終えてポイントを五分に戻したニュートン、3Rに入ってからも構えを変えて蹴りを上・中・下から繰り出す。左ミドルを受けたモーは前には出るが、手数が少ない。と、思い切り左右のフックを放つが、ニュートンの左を受けそうになり距離を取り直す。下がるモーにパンチからハイキックを狙ったニュートンは、パンチから蹴りという流れをベースに戦っている。

左ボディから前に出たモーだが、ワンツーからハイをブロックして下がるなど、あれだけ決めたテイクダウンを見せなくなる。パンチから後ろ回し蹴りを見せるニュートン、ケージ際でもモーのテイクダウン狙いを切る。残り1分、低い姿勢からダブルに出たモーは、ギロチンで応えるニュートンをケージに押し込むも倒すことができない。左から右を伸ばしたニュートン、3Rは手数で上回った。

4R、左から右、後回し蹴りとコンビネーションを見せたニュートン。この攻撃を下がってかわしたモーが、右を振りながら前へ。ニュートンも右を返し、左ハイにつなげる。さらに後ろ回し蹴りを繰り出すなど、モーのリズムを崩すニュートン。モーも前に出てパンチを振るうが、攻撃が単発だ。ニュートンがついにスピニングバックフィストを見せるも。これをかわしたモーはテイクダウンを狙うが、決め切れない。それでもモーは、残り2分を切ってシングルからダブルに切り替えてテイクダウンを奪取。

背中を譲って立ち上がったニュートンが胸を合わせる。左ジャブを受け、あわやというところで左ハイをかわしたモーだが、そのパンチは空を切ることが多い。4R、打撃精度は良くなかったが、テイクダウンを決めたモーがポイントを互角に戻したか。「ベルトが欲しいだろう。やってこい」とハッパを掛けられたたニュートン。まずは右を振るって距離を縮める。左が相打ちになると、右を打ち込んだモー。ここで追撃が欲しいが、蹴りに行く手を阻まれる。

その蹴りもヒットはなく、盾の役割にしかなっていないニュートンもダメージを与える打撃が必要だ。残り3分を切り、後回し蹴りに組みついたモーだが、テイクダウンは奪えず距離を取り直す。右フックからバックキック、ニュートンの攻撃は当たりが浅く、モーは手数が少ない。残り1分でシングルレッグ出たモーが、テイクダウンに成功。尻餅をついたニュートンは背中を預けながら立ち上がる。

スピニングバックフィストをかわされ、ハイキックも届かなかったニュートンがダブルレッグを狙うが、モーがスプロールしたところで試合はタイムアップとなった。ジャッジの裁定は3者とも49-46でニュートンに。ラウンド毎に一つのテイクダウンよりも、蹴りを含めた打撃の手数を評価されたのか、暫定王者となったニュートンにビヨン・レブニー代表は「アッティラ・ベグと戦わせる」と正規世界ライトヘビー級王者との対戦を手短に、無表情で約束した。

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