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【UFN29】キム・ドンヒョンと対戦、シウバ「勝つための戦略ある」

2013.10.07

Erick Silva

【写真】話し振りは非常にソフト。そしてフレンドリーなエリック・シウバだが、醸し出す迫力はやはり只者ではなかった (C)MMAPLANET

9日(水・現地時間)、ブラジル・サンパウロ州サンパウロ都市圏のバルエリ、ジナーシオ・ジョゼ・コヘイアで開催されるUFC Fight Night29「MAIA vs SHIELDS」。

同大会でキム・ドンヒョンと戦うエリック・シウバをリオデジャネイロのバハ地区にあるX-ジムでキャッチした。個体として強い――という印象を周囲に与えるエリック・シウバはMMAデビューの誘いを受けるまで、ストリートファイトの経験もない柔術家だった……。

──まず、最初にキム・ドンヒョンの印象を教えてください。彼は昨年11月にチームメイトのパウロ・チアゴを破っています。

「そう、だからパウロ・チアゴからキム・ドンヒョンの戦い方について、色々と詳しく教わってきた。戦った人間にしか分からない、トリックや細かい部分までね。と同時にチームの皆で彼の試合動画を見てチェックもしてきた。十分にトレーニングを積んできているし、勝つための戦略も出来上がっているよ。

とにかく対戦相手の仕掛けに対して、カウンターアタックを仕掛けてくるのがドンヒョン・キムの戦い方だ。そしてシングルレッグもダブルレッグも優れている。だからこそ、彼のテイクダウンへのカウンターを僕も用意しているんだ」

Silva【写真】差し返してからのバック奪取、ホールディングダウンの練習に余念がなかったエリック・シウバ(C)MMAPLANET

──ケージ際のテイクダウンの攻防、そして柔道技は危険ではないですか。

「ケージに押し込むのが彼のスタイルで、オクタゴンの中央にいるときはさっきもいったようにシングルレッグか、ダブルレッグダイブが攻撃の中軸をなしている。2つのテイクダウンの仕掛けでケージに対戦相手を押し込み、ここからはクリンチをしてきてグレコローマン・レスリングだ。彼の仕掛けを防いで、距離を取る練習は十分にやってきた。あそこで組技に付き合うと、ドンヒョン・キムの思う壺だからね。距離を取り直して、攻撃を仕掛ける。それが僕の戦いだよ」

──ブラジルで戦うということが、エリックにとってアドバンテージになりますか。

「今やUFCファイターにとって、コンディショニングという部分での調整は第一で、誰もが素晴らしい体調を誇っている。飛行機を使って、違う大陸で試合をしたとしても、コンディションを崩すようなファイターはいないよ。僕自身が米国で試合をするときも、ブラジルで試合をするときも、体に変化はない。だから、ドンヒョン・キムだってしっかりと調整してくるに違いない。

もちろん母国のファンの応援は、僕に力を与えてくれる。僕にとってファンの声援は絶大な力になる。だけども、それはドンヒョン・キムにとって弱点になるわけじゃない。そして、彼のコンディションがブラジルへの旅で落ちるという期待もしていないよ」

──ファイターの強さは、日々の努力の賜物であることは理解しているのですが、エリックの試合を初めて見た時に『彼は生まれた時から強かったに違いない』という印象を持ちました。

「ありがとう。でも、そんなことはないよ(笑)。僕は紫帯までもの凄い数の柔術の試合をこなしてきた。2000年から2005年まで、ずっと柔術しかやってこなかったんだ」

──柔術を始めたのは、どのアカデミーですか。

「エスプリトサント州にあるアリアンシ柔術のホドリゴ・ダンのところだよ」

──サンパウロの本部でファービオ・グージェウやマルセリーニョ・ガウシアと練習をしたことは?

「ないよ。ずっとエスプリトサントでホドリゴ・ダンの指導を受けていた。ムンジアルやブラジレイロでは結果を残せていないけど、州の王者には何度も就いた。世界規模の大会だと2005年のコパドムンドで紫帯ミドル級ベスト8というのが最高の成績なんだ。7人に勝ったけど、そこまでだった。表彰台にも登れていない。でも、柔術家として最高のパフォーマンスができたトーナメントだから、満足はしている。

そして、コパドムンドでベスト8に入った05年にMMAの試合をしないかという誘いを受けたんだ。それまでパンチなんて一度も振るったことがなかったけどね……」

──本当ですか!!

「ストリートファイトをしたことも、一度もなかったよ」

<この項、続く>

■UFN29「Maia vs Shields」対戦カード

<ウェルター級/5分5R>
デミアン・マイア(ブラジル/4位)
ジェイク・シールズ(米国)

<ウェルター級/5分3R>
エリック・シウバ(ブラジル)
キム・ドンヒョン(韓国)

<ライトヘビー級/5分3R>
チアゴ・シウバ(ブラジル)
マット・ハミル(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
ファビオ・マルドナード(ブラジル)
ジョーイ・ベルトラン(米国)

<ウェルター級/5分3R>
ホジマール・トキーニョ・パリャレス(ブラジル)
マイク・ピアース(米国)

<バンタム級/5分3R>
ハファエル・アスンソン(ブラジル/5位)
TJ・ディラショー(米国/9位)

<ウェルター級/5分3R>
イルデマウ・アルカンタラ(ブラジル)
イゴール・アラウージョ(ブラジル)

<ウェルター級/5分3R>
ヤン・カブラル(ブラジル)
デビッド・ミッチェル(米国)

<フライ級/5分3R>
イリアーディ・サントス(ブラジル)
クリス・カリアソ(米国/8位)

<ライト級/5分3R>
アラン・パトリック(ブラジル)
ギャレット・ホワイトリー(米国)

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