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【UFN29】ジェイク・シールズ(02)「極めへの認識が変わる試合」

2013.10.07

Jake Shields

【写真】デミアン・マイアとの対戦を前にして、柔術というファクターを重要視するジェイク・シールズ。

9日(水・現地時間)、UFC Fight Night29「MAIA vs SHIELDS」のメインでデミアン・マイアと対戦するジェイク・シールズのインタビュー後編。

UFCを代表するグラップラー対決を前に、シールズは改めて自分の柔術をMMAで見つめ直そうとしている。
Text & photo by Keith Mills

<ジェイク・シールズ インタビュー、Part.01はコチラから>

──クレメントは立派なスパーリング・パートナーのようだね。

「間違いなく、メイン・パートナーの一人だよ。クレメントはBJJのトーナメントで類まれな才能を見せている。彼はプロフェッショナル・ファイターじゃないけど、確実にここにいるトレーニングバートナーの中でベストの一人だ」

──試合に向けて、何か特別なトレーニングは課しているのかい?

「いろいろ、良く似たことをやっているように見えるかもしれないけど、確実に僕に合った練習を積み重ねている。もちろん、コンディショニングやストレングスに合せて、調整もしているしね。ただ、コンディショニングとストレングス・トレーニング、そして柔術の練習に力をいれているかな。この5Rの試合には、最高のコンディションで臨みたいんだ。過去2戦の相手の柔術は恐れるに足りなかった。試合で極められる心配も必要なかったんだ。マイアは違う。僕を極める力を持っている。対戦相手が自分をタップする力を持っているという状況で戦うのは、本当に久しぶりだ。だからこそ、自分の柔術を真剣に磨いているんだよ」

──サブミッション・グラップリングだけの戦績でいえば、ADCCでも世界を取っているマイアに分があるように感じるけど、実際のところジェイクの2005年のADCC世界大会での活躍は非常に印象に残っているよ。

Shidlds vs Earle【写真】2005年のADCC世界大会に出場、ディエゴ・サンチェス&キャメロン・アールを破ったジェイク・シールズ。準決勝でパブロ・ポポビッチのテイクダウンに敗れたが、3位決定戦はレオ・サントスからRNCで一本勝ちしている。ちなみにレオは2回戦でGSPを飛びつき十字で下した(C)MMAPLANET

「僕もデミアン・マイアも、揃って最高の柔術家だ。彼もずっと長い間、自分が極められるかもしれないという心配なしにMMAを戦ってきたに違いない。MMAは何が起こるかは分からない。でも、極められるという意識は僕も彼も持たずに戦ってきた。彼のような相手と戦うと、少しのミスでトライアングルや腕十字に捉えられるか、バックを許すことになる。サブミッションに対する認識が変わる試合になる。僕はエド・ハーマン戦で過ちを犯した。サスペンションもとても短いものだったけど、もう、あんな過ちは犯さない。これぐらいの罰則期間で済んだ幸運をしっかりと生かさないといけないと思っているんだ」

──ブラジルではこの試合の注目度はより高く、現地の放送局が二人に交互にインタビューをしていたね。

「正直、驚いたよ。どうも、マイアはブラジルではメジャーな存在のようだね。マイアはとても尊敬できて、謙虚な人間だ。だから、僕も礼儀正しく、彼をリスペクトしている受答えをした。ちょっとアメリカン柔術とブラジリアン柔術の対決を煽ったんだけど、彼はとてもプロフェッショナルな対応をしていたよ」

──最後に何かファンに一言あるかい?

「過去にないぐらいモチベーションも高まり、体調もいい。凄くリフレッシュできた。デミアン・マイアを倒したという実績を作り、またタイトル戦線にカムバックしたいと思っている」

■UFN29「Maia vs Shields」対戦カード

<ウェルター級/5分5R>
デミアン・マイア(ブラジル/4位)
ジェイク・シールズ(米国)

<ウェルター級/5分3R>
エリック・シウバ(ブラジル)
キム・ドンヒョン(韓国)

<ライトヘビー級/5分3R>
チアゴ・シウバ(ブラジル)
マット・ハミル(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
ファビオ・マルドナード(ブラジル)
ジョーイ・ベルトラン(米国)

<ウェルター級/5分3R>
ホジマール・トキーニョ・パリャレス(ブラジル)
マイク・ピアース(米国)

<バンタム級/5分3R>
ハファエル・アスンソン(ブラジル/5位)
TJ・ディラショー(米国/9位)

<ウェルター級/5分3R>
イルデマウ・アルカンタラ(ブラジル)
イゴール・アラウージョ(ブラジル)

<ウェルター級/5分3R>
ヤン・カブラル(ブラジル)
デビッド・ミッチェル(米国)

<フライ級/5分3R>
イリアーディ・サントス(ブラジル)
クリス・カリアソ(米国/8位)

<ライト級/5分3R>
アラン・パトリック(ブラジル)
ギャレット・ホワイトリー(米国)

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