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【OFC10】朴光哲(01)「対戦相手の研究? そんな暇ない(笑)」

Boku

【写真】独特の格闘技&人生哲学を持つ朴光哲。修行中の過程で、OFCでヴィシール・コロッサと対戦する (C)MMAPLANET

9月13日(金・現地時間)、インドネシアのジャカルタ、イストラ・スナヤンで開催されるOFC10「Kojima vs Leone」でヴィシール・コロッサと対戦する朴光哲。

昨年10月にゾロ・モレイラに勝利して獲得したOFC世界ライト級王座は、4月に青木真也に敗れ失った。フィジカル&コンディショニングが突きつめられていくMMAにあって、独特のフィジカル&コンディション論を持つ朴は、動物性蛋白質を取らないヴィーガン。ベルトを逸してなお、その独特なMMA論と人生観は注目度を増すばかり。戦う修行中の仙人、朴光哲の言葉をお届けしたい。

──9月にジャカルタでヴィシール・コロッサ戦が決定しました。

「どうなんですか?  強いんですか??」

――エッ、試合映像とかチェックしていないのですか。

「まぁ、そうッスね(笑)。映像のURLは有るんですけど、まだ見てないです。多分、オーソドックスだと思うから……」

――ハイ、構えはオーソで打撃は強いです。それと倒れない動きと、立ち上がる動きの練習はしているので、MMAに対応しつつもあります。グラウンドでのヒザは容赦ないですし、怖いと思います。

「ヒザ有りですからね。なるほど。でも、僕なんて修行の途中ですから。相手を研究している暇なんか無いッつうか(笑)。本当に。もちろん、試合前にはしますけどね」

Vuysile Collossa【写真】RFCでのヴィシール・コロッサは、スタンドの打撃を効かされると、容赦なくヒザ蹴りをグラウンドで放っていった。非常に怖いストライカー(C)MMAPLANET

――まだ対戦相手の研究は進んでいないようですから、まずは今回もライト級で戦うという部分から、話を聞かせてください。

「そうなんスよ。やっぱし、青木君との試合が終わってからフェザーに落そうかと思っていたんですけど、落そうとしている時にチョット、思ったんですよ。デカくなる努力をしていない人間じゃないですか? デカくなる努力をしている人間が落すとなると、そのデカくなる努力を止めて、摂生すればいい。

俺の場合、そうでなくて摂生だけしていて。『ここから5キロ落すのか。今がベストなのに』って思っている時に青木君がフェザー級に落すって聞いて、じゃぁ、いいやって。まだいいや、時期が来たらいつでもできるしって(笑)。やっぱり無理して落しても、何も変わらないですからね。そこは重要じゃないから。

自分を高める作業をずっとしていて、その副作用で体重が落ちてくるのなら階級を下げても良いけど、無理に体重を落としたからって勝てるってことじゃないんで、今のMMAは。落した人間のアドバンテージって、そんなに無いかなって」

――ゾロ・モラエス戦のあとの「フィジカル重視でない」という朴選手の発言、あのKO劇を見たあとはその熱に煽られるように納得して耳を傾けることができたのですが、時間が経つとやはりフィジカルの大切さを、再度感じてきます。ナチュラルに近い体重でライト級で戦っていくとなると、コロッサもそうですが、ライト級でベストパフォーマンスができる大きな相手と戦う場合、朴選手はやはり小さい。

「絶対にフィジカルの差はあります。けど、俺サイドの話になると、やっぱし元気な状態で戦いたい。元気な状態で調整したいんです。もうベテランじゃないですか、ある意味。この年になってくると、強さとか勝敗と関係ないところで、辛いことはしたくない。それは容量の問題だから。

純粋にデカくて、厚みのある人間のプレッシャーって強いです。今、(福田)力が土曜日とか来て、スパーリングをするんですけど、疲れ方とか半端じゃない。こっちの消耗が激しいのは確かです。でも、それを差し引いても一番動ける自分で戦いたい。うん」

――ライターが年を喰ってきて、〆きり前でも睡眠時間を取ろうと思うようになるのと似ているのかもしれないですね。寝ないと良い試合はできないって(笑)。

「凄く似ていると思います。疲労の溜まり方って、気持ちで紛らわせようとすると、それはいくらでもできることだし。一方で、真正面から向き合うと、凄く疲れるのは隠しようがない。だったら、元気な状態でいたいんですよね。それが本音です。

それと落すなら、勝ってから落したいッスね。そうでないと体重が原因で負けたみたいじゃないですか。俺が青木君に負けたのは、そうじゃないんで。俺は全然、体重が関係ないところで負けているんで。

もうチョット体がゴツければ青木君に勝ったのに――っていう試合じゃ全然なかった。だから、階級を下げるという部分にも執着していなんじゃないかと思います。だから、相手の研究もそうですが、体重とか、相手の動きとかでなく、自分を高めることで今、手一杯なんスよ」

<この項続く>
■OFC10「Kojima vs Leone」対戦カード
 
<フライ級/5分3R>
BJ(日本)
アンドリュー・レオーネ(米国)

<ライト級/5分3R>
朴光哲(日本)
ヴィシール・コロッサ(南アフリカ)

<ライト級/5分3R>
ウィリー・ニ(オランダ)
ヴィンセント・ラトゥール(オランダ)

<ライトヘビー級/5分3R>
ジェイク・バトラー(米国)
ジェイムス・コウラミ(カナダ)

<フェザー級/5分3R>
ブルーノ・ブッチ(ブラジル)
バシール・アーマッド(パキスタン)

<ライトヘビー級/5分3R>
エウジェニオ・タン(マレーシア)
ヴィンセント・マジッド(インドネシア)

<フェザー級/5分3R>
ロン・ソフィ(カンボジア)
マックス・メチノ(インドネシア)

<フライ級/5分3R>
レイモンド・タン(マレーシア)
ブリアナタ・ロサディ(インドネシア)

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