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【Glory25】初回の猛攻でグローエンハートが逃げ切り優勝、ホルツケンへの挑戦権を得る

<ウェルター級挑戦者決定トーナメント決勝/3分3R>
マーセル・グローエンハート(オランダ/5位)
Def.3-0:30-27.29-27.29-27
カリム・ガジ(フランス/7位)

ローの蹴り合いで試合はスタート。さらにミドルを互いに見せると、グローエンハートがヒザを繰り出す。左ミドルを2発放ったグローエンハートが、ガジの右ハイをスウェイする。グローエンハートはガードの上からハイ、一気にギアを上げたように前に出て右フックを打ち込み、そのまま右フックの連打でダウンを奪う。立ち上がったガジをコーナーに詰めてパンチからヒザ蹴りとラッシュを掛けるグローエンハート。さらに飛びヒザを入れ、右アッパーから右フック、ガジはマウスピースを吐き出しブレイクが入る。再開直後に飛びヒザから連打、残り10秒もパンチとヒザを入れたグローエンハートがガジを圧倒した。

2R、初回の猛攻もスタミナ切れが気になるグローエンハートが、いきなり前蹴りから左ハイを放っていく。左フック&ヒザを見せたグローエンハートに対し、右フックからローを入れるガジ。ペースを落としたグローエンハートは、右アッパーに続きヒザ蹴り見せるも勢いは完全に落ちている。ガジは左アッパーから右ロー。下がったグローエンハートだが、左ジャブを伸ばす。ショートのフックから左アッパー、ローキック、後ろ回し蹴りと反撃態勢に入ったガジがヒザ蹴りをキャッチする。グローエンハートも残り10秒で右ストレートを決めたが、1Pを失うラウンドとなった。

最終回、左ローを連続するグローエンハートに対して、ガジは右ロー。グローエンハートがヒザ蹴り、粗くなった右フックで前に出る。左ヒザをアゴに届かせたグローエンハート、勢いは初回のように強くないが手数を緩めない。ダウンが必要なガジはワンツー&ヒザ蹴り、下がったグローエンハートに右フックを打ち込む。足を止めての打ち合いで攻勢のガジは右ストレートとヒザ蹴りを被弾しても前へ。右ストレートを被弾し下がったグローエンハートが、何とか手を出し続ける。最後は右ハイを受けそうになり、青息吐息のグローエンハートだったがタイムアップまで耐えきると、3‐0の判定勝ちを収め12月のアムステルダム大会で世界ウェルター級王者ニキー・ホルツケンへの挑戦権を手にした。

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