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【Metamoris06】チェール・ソネン、五味との対戦決まったローゾンも出場。強まるMMA色

Babalu vs Sonnen【写真】JJ×AJは行われない発言に続き、わざわざDC×AJは実現すると宣言したチェール・ソネンは、ババルとレジェンド対決を行う(C)METAMORIS

9日(土・現地時間)、カリフォルニア州ロサンゼルスにて、プロ柔術大会Metamorisの第6回大会が開催される。20分一本勝負、勝敗はサブミッションオンリーという形式のもと、毎回話題性のあるカードを提供しているこの大会。MMAファイターの登用が目立ち、道着マッチが減少傾向にあるなか、今回はメインのジョシュ・バーネット×ホベルト・アベルーのタイトル戦を始め、上位3カードはMMA色が強い。

CEOのハレック・グレイシーが、存続のためにPPVを売る必要を強調する声明を出したメタモリスが、世界最高峰のグラップリングマッチというよりも、グラップリングを得意とするMMAレジェンドによる顔合わせをセミファイナルに持って来た。それがチェール・ソネンとヘナート・ババルの一戦だ。

トラッシュトーカーとしてUFCで名を馳せたソネンは、昨年8月のメタモリス4にて階級下のアンドレ・ガルバォンと対戦。一流レスラーらしく上からの攻撃を試みたものの、バタフライガードから脇を差されてスイープを仕掛けられ、堪えた所をバックに回られて一本負けを喫している。

対するババルの方は、もともとはマルコ・フアスに師事にムエタイ&ルタリーブリにレスリングを加えたMMAファイターだったが、グレイシー・バッハが、コンバットチーム(=MMA舞台)を立ち上げた時に合流。現在ではグレイシー・バッハの黒帯でもある。13年にMMA引退後は柔術の試合にも積極的にチャレンジし、昨年1月はヨーロピアン大会の黒帯マスター2の階級別と無差別で銅メダルを獲得。昨年3月のメタモリスではディーン・リスターとノーギマッチを行い、不利が予想されながらもリスターの足関節を凌いでダースチョーク等であわやの場面を作って引き分けている。

グラップリングの試合は、MMAと異なり年齢を経てもダメージを受けずに戦うことができるという点で生涯スポーツといえる。名前のある2人がファイターとしてマットに上がり続ける姿を見せることは、ファンに勇気を与えるだけでなく、グラップリングの認知度の向上と発展にもつながるだろう。

そんなレジェンド戦の前には現役バリバリのMMAファイター×柔術家の一戦が組まれた。ジョー・ローゾンは現役のUFCライト級ファイター。7月25日には五味隆典との対戦も決まっている。スタンドでも寝技でもとにかくアグレッシブなスタイルが信条で、試合後ボーナス獲得13回というUFC記録を持つ。勝負所での爆発力は凄まじいものがあり、MMA通算24勝のうち、18の白星がサブミッッションによる一本勝ちという記録からも、その極めの強さが伺われるだろう。1月のUFC大会では、アル・アイアクインタのパンチでKO負けを喫してしまったローゾン。五味戦に向けての復調具合を図る上でも、注目の試合となる。

対するディロン・ダニスは弱冠21歳ながら、かつて「神童」として名を馳せたマルセリーニョことマルセロ・ガルシアが擁する驚異の新人の一人。腕十字、足関節、師匠譲りの強烈なチョークと多彩な極め技をもって、高い一本勝ち率を誇っている。3月のパン選手権では茶帯アダルトミドル級で優勝、無差別級もチームメイトのマテウス・ディニズとシェアしている。先月にはついに師匠のマルセリーニョから黒帯を巻くことを許されており、今回は知名度の高いローゾンを食って鮮烈なメジャーデビューを飾りたいところだろう。

MMAファイターと柔術&グラップリングの専門家。畑は違えど、お互い高い一本勝ち率を誇る極め業師による激しい攻防に期待したい。MMA&グラップリング色の強化とともに、今大会ではメタモリスの新機軸に通じる一戦も組まれている。会員制有料動画チャンネル「メタモリス・オールアクセス」を開設し、同番組内で予選を「ロード・トゥ・メタモリス01」を実施してきた。今回は16人のスーパーヘビー級の選手を集めて行われており、その模様はスタイリッシュな映像にまとめられ、数回のエピソードに分けて配信されている。優勝者はメタモリスとの契約、そして今大会でジェフ・モンソンと戦う権利を得ることになっている。

モンソンはMMAファイターにしてADCCを2度制している強豪。腕などとても取れないと思わせる巨大な筋肉とレスリングのベースを持つが、同時にディープハーフガードからのスイープも得意とする。UFCから強く影響されていると思われるメタモリスの新戦略。TUFのようにここからニュースターが生まれることを期待しつつ、この試合&今後の展開を見守りたいところだ。

■ Metamoris06対戦カード

<メタモリスへビー級選手権試合/20分1R>
[王者] ジョシュ・バーネット(米国)
[挑戦者] ホベルト・アべルー(ブラジル)

<ノーギ/20分1R>
チェール・ソネン(米国)
ヘナート・ババル(ブラジル)

<ノーギ/20分1R>
ディロン・ダニス(米国)
ジョー・ローゾン(米国)

<道着/20分1R>
シャンジ・ヒベイロ(ブラジル)
キーナン・コーネリアス(米国)

<ノーギ/20分1R>
クラーク・グレイシー(米国)
ホベルト・サトシ・ソウザ(ブラジル)

<ノーギ/20分1R>
ジェフ・モンソン(米国)
TBA

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