【RFC23】イ・ユンジュンに挑戦するムン・ジェフン 「ヒョードルと五味隆典選手が好きでした」
【写真】ムン・ジェフンは昨年12月には劣勢が予想されていたキム・ミンウーを2-0の判定で破り挑戦権を手にした(C)MMAPLANET
5月2日(土・現地時間)韓国ソウルのチャンチュン体育館で開催されるRFC23のメインで、RFCバンタム級王座王者イ・ユンジュンに挑戦するムン・ジェフン。
その原点はエメリヤーエンコ・ヒョードル&&五味隆典にあったチャレンジャーを、自身の声をもって紹介したい。
──MMAを始めたきっかけを教えてください。
「2003年にPRIDEを見てから格闘技の魅力にハマり、2007年に軍隊から除役した後に永登浦(ヨンドンポ)にある浄心館(チョンシムグワァン)に入門したのがスタートです。PRIDEにハマってから、少しずつMMAに対する想いが強くなっていき、格闘技選手になろうと思っていったのがきっかけです」
──MMAで好きな選手は誰でしたか、また理由も教えてください。
「エメリヤーエンコ・ヒョードル選手と五味隆典選手です。人々を興奮させるファイトスタイルが本当に好きでした」
──なるほど、ムン・ジェフン選手のルーツが分かったような気がします。ところでMMAを始める以前に、何か他の格闘技の経験はありましたか。
「いえ、MMAのみです。アマチュアではスピリットMCのアマ大会で5戦3勝2敗。初めての試合では判定勝ち。2試合目は腕十字で一本負け。3戦目は逆に腕十字で一本勝ちし、4戦目はチョークで一本勝ち、5戦目は判定負けと記憶しています」
──プロデビュー2戦目、そして3戦目が日本でGrachan、そしてGladiatorに出場しています。
「日本で試合していた時は、自分がファイターとして本当にまだまだだ、ということを感じました」
──その日本での試合以降、既にRoad FCで10試合を戦いました。コンスタントに出場しているRFCは、ムン・ジェフン選手にとってどのような存在でしょうか。
「自分だけでなく多くの選手にとっての最高の場所です」
──かつて勝利しているキム・スーチョル選手がONEでいち早く成功を収めました。当時、ムン・ジェフン選手はバンタム級トーナメント準決勝で敗れました。勝ったり負けたりを繰り返す戦績に将来が不安になったことはありませんか?
「不安に思ったことはありません。もっと成長できると信じて、前だけ見て走り続けてきました。時には敗北しましたが、それも成長の過程だと捉えていました」
──その後、チアゴ・シウバに敗れましたが、マルコ・パンチーニ、そしてキム・ミンウに勝利し、王座挑戦権を確定しました。いつオファーを受け、その時の気持ちはどのようなものでしたか。
「とても嬉しかったです。少し急なオファーでしたが、いつもチャンピオンのことを考えながら練習していたので問題はありませんでした」
──チャンピオンのイ・ユンジュン選手はムン・ジェフンに一本勝ちしたチアゴ・シウバを98秒で下しています。直接比較できる相手に圧勝しているチャンピオンとどのように戦い、勝利を掴もうと思っていますか。
「イ・ユンジュン選手がチアゴ・シウバに勝ちましたが、そうであっても、自分がイ・ユンジュン選手に勝てないということではないと思います。イ・ユンジュン選手に勝てるよう、多くの武器を準備して試合に臨むつもりです。作戦は試合の日にお見せします」
──今回の試合に向け、何か特別な練習をしてきましたか。
「特別な練習はしていません。いつもチャンピオンのことを考えながら練習してきたので、いつもと同じように練習しながら、フィジカルとメンタルを上げることに集中しています」
──エクストリーム・コンバットの時代の同僚イ・グァンヒ選手がライト級王座に挑戦し敗れました。
「自分は2年前にオクタゴンマルチジムというジムをオープンし、所属もオクタゴンマルチジムに変わりました。現在はそのジムでイ・ヨンス監督の指導の下、練習しています。前の所属先のエクストリーム・コンバットも良い関係で付き合っています。
エクストリーム・コンバットのイム・ジェソク監督は選手一人一人に気をかけて頂いてくれていたので、とても良い練習環境でした。この場を借りて、イム・ジェソク監督に改めて感謝の気持ちを伝えたいです」
──最後にこの試合に向けての意気込みをお願いします。
「こんにちは。ROADFCバンタム級王座に挑戦することになりましたムン・ジェフンです。以前は自分のためだけに戦っていましたが、今はいつも応援くれている人達のことも考えながら戦っています。良い試合にできるよう最善を尽くします。ありがとうございました」
■RFC23対戦カード
<ROAD FCバンタム級選手権試合/5分3R>
[王者] イ・ユンジュン(韓国)
[挑戦者] ムン・ジェフン(韓国)
<ヘビー級/5分3R>
チェ・ムベ(韓国)
ルカス谷(ブラジル)
<女子63キロ契約/5分2R>
キム・ジヨン(韓国)
ハティース・オズヨート(オランダ)
<女子ストロー級/5分3R>
藤野恵美(日本)
パク・ジョンウン(韓国)
<ライト級/5分3R>
ナンディンエルデン(モンゴル)
キム・スンヨン(韓国)
<80キロ契約/5分3R>
イ・チャンソプ(韓国)
カリム・ボウララッシ(モロッコ)
■ Young Guns 22 対戦カード
<ウェルター級/5分2R>
ソン・ギュソク(韓国)
チャ・インホ(韓国)
<ウェルター級/5分3R>
キム・ソクモ(韓国)
川口雄太朗(日本)
<フェザー級/5分2R>
ジョン・ヨンサム(韓国)
ホン・ソンホ(韓国)
<ライト級/5分2R>
ソン・ジンホ(韓国)
チェ・ジョンチャン(韓国)
<ミドル級/5分2R>
ラ・インジェ(韓国)
キム・ヒョンミン(韓国)
<バンタム級/5分2R>
ジャン・デヨン(韓国)
チョン・ソクチャン(韓国)
<フライ級/5分2R>
クァク・ジョンヒョン(韓国)
ホン・ジョンテ(韓国)
<バンタム級/5分2R>
ソ・ジンス(韓国)
イ・ユンジン(韓国)