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【Invicta FC04】初代ストロー級王者はエスパルザに

2013.01.06

<Invicta FC世界ストロー級王座決定戦/5分5R>
カーラ・エスパルザ(米国)
Def.3-0:50-45, 50-45, 50-45
ベク・ハイアット(豪州)

エスパルザのローで試合がスタートすると、ハイアットが大振りのフックを連打し、前に出る。一転、距離を取りなおすと右ストレートを繰り出したハイアットだが、エスパルザのダブルレッグでテイクダウンを奪われる。足をきかせるハイアットに、豪快なパウンドを落すエスパルザ。ハイアットはたまらず、腕を抱え、頭を引き寄せにいくも、エスパルザが素早くパスガードに。

腹這いになりシングルを狙ったハイアットのバックに回り込んだエスパルザは、そのままバックマウントへ移行しパンチを落していく。背中が伸びないよう粘るハイアットに対し、足のフックを一度抜き、パンチを打ちつけたエスパルザ。再び、足をフックしリアネイキドチョークへ。腕で組みかえ執拗にチョークを狙うエスパルザだが、ハイアットも巧みなディフェンスを見せ耐え続ける。

残り40秒、バックコントロールからパンチに切り替えたエスパルザに対し、ハイアットが引き込むようにガードワークを取り、初回が終了した。

2R開始早々にダブルレッグでテイクダウンを奪ったエスパルザが、パウンドからローへ。立ち上がったハイアットのパンチに即テイクダウンを合わせる。

エスパルザはワキ差しパスからサイドを奪取、足を戻したハイアットが腕十字を仕掛ける。足をすくいエスパルザを腹這いにさせようとするハイアット。エスパルザが体を起こすと腕が抜ける。背中をつけて疲れた素振りを見せたハイアットは、蹴り上げからスタンドに戻るもすぐにテイクダウンを許してしまう。

テイクダウン後はすぐにパスのプレッシャーをかけるエスパルザ。フレームをつくって抵抗するハイアットだが、残り1分15秒でパスを許す。すぐに足を戻し、ラバーガードからエルボーを放つハイアット。頭を引抜いたエスパルザが立ち上がり、ローからパウンド。クローズドに捉えたハイアットが、パンチを受けないようにタイムアップまで持ち込んだ。

3R、頭を上下させ前に出ると、右を伸ばしたハイアット。しかし、直後の左フックにここでもテイクダウンを合わされてしまう。蹴り上げも足首を掴んで、距離を潰したエスパルザがしっかりとトップコントロールへ。やや乗り過ぎたエスパルザに、ハイアットが草刈りを見せるも、上を取ることはできない。尻餅をついても、エスパルザはすぐに起き上がりトップをキープする。

残り2分を切り、ブレイクが掛かる。エスパルザも5R制を考え、やや動きを落しているか。スタンドに戻ると、フックの連打を見せたハイアットはエスパルザのテイクダウン狙いを切るも、ここではエスパルザもタイミングでなく力技、首投げでハイアットを投げ捨てる。ハイアットの腕十字は、もう完全に察知しているエスパルザ。ハイアットが立ち上がったところで、前蹴りを突き放し、試合はチャンピオンシップラウンドへ。

4R、スーパーマンパンチからフックを連続して放ったハイアットは、一度はエスパルザのテイクダウンをスプロールするも、胸を合わされるとギロチン狙いから引き込む。後方回転で立ち上がろうとしたハイアットのバックを取ったエスパルザは、バックマウントの状態へ。左ワキを差して襷がけのエスパルザのリストを掴み喉に腕を入れさせないハイアット。さらに頭をずらして、臀部をスライドさせて亀の状態へ。

エスパルザは再び背中を伸ばして腕十字を仕掛けたが、これを抜けたハイアットが初めてグラウンドでトップを奪う。エスパルザはすかさずシングルレッグからスタンドに戻るが、ハイランドのギロチンで一瞬、引き込みを見せる。しかし、すぐに立ち上がって再びヒップトスでテイクダウンを奪ったエスパルザが、袈裟固めの状態を取ったところで4Rが終了した。

最終回、疲れが見えるエスパルザにハイアットがワンツーで押し込む。距離を取りなおしたエスパルザだが、蹴りに右を合せる。直後にハイクロッチでテイクダウンを奪ったエスパルザは、インサイドガードから鉄槌、体を起こして勢いのあるパウンド、さらにパスを狙っていく。リストをコントロールし、クローズドに戻したハイアットだが、ガードからの関節技か、立ち上がらない限り、逆転勝ちはない。

残り2分でレフェリーがブレイクを命じ、試合はスタンドへ戻る。ハイアットは左から右を伸ばすも、エスパルザはバックステップで距離を取る。左から右とワンツーを決めたハイアットだが、腰が伸びており直後にダブルレッグを決められる。蹴り上げから残り10秒強で立ち上がったハイアットが、思い切りフックを振るいエスパルザが後方に倒れ込むも、ここで試合はタイムアップに。

ジャッジの裁定は当然のようにエスパルザへ。裁定は3-0。全て50-45のフルマークでインヴィクタFCストロー級王者になったエスパルザは「5R制は問題ないわ。ハイアットはタフだった」と語った一方、「凄く疲れた。みんな、1Rで私が負けると思っていたみたいだけど、また米国に戻ってきて必ずベルトを取るわ」と、1週間のショートノーティスで試合を受けたハイアットが巻き返しを誓い、コメンテイターのバス・ルッテンは「この階級にはメグミ・フジイという強豪がいる」と、藤井惠の存在に言及した。

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