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【RFC22】再起へ。チョ・ヨンスンと対戦、2014年6月26日に田村一聖が語っていたこと……<後編>

Issei Tamura【写真】「韓国で韓国人に勝つことがROAD FCへの恩返しになる」と語った田村一聖(C)MMAPLANET

21日(土・現地時間)、ソウルのチャンチュン体育館で行われるRFC22でチョ・ヨンスンと対戦する田村一聖が、昨年6月に語っていたインタビュー後編。

キム・スーチョルに敗れ、キャリア4連敗となった田村が、現役続行の意思を固めた理由。そして、ROAD FCで勝ちたい気持ちを吐露してくれた。
<田村一聖インタビューPart.01はコチラから>

──自分も格闘技は勝者が正しいという意見は賛同できるのですが、勝利した格闘家が正しいということではないと思っています。そして、試合に負けることが人生の敗北だとも思っていません。敗れたからこそ、知ることができるコトを読者に伝えたいです。

「なるほど、ありがとうございます。それなら、掲載してください(微笑)」

──韓国での敗北から立ち上がり、今後に向かっていく田村選手の言葉を伝えさせてください。つまり、今、練習をしているということは現役続行と捉えて良いのでしょうか。

「まだ、やれると思っています。色んな部分で衰えている自分を感じていたら、辞めていたと思います。でも、技術的に向上していないということはないし、こんなものじゃないという気持ちがあるので」

──では、現役続行の田村選手が次に戦う舞台はどこだと考えていますか。日本で戦うことも視野に入れていますか。

「考えました。日本人で僕と戦ってくれるなら、若い選手が僕を倒そうとしているという状況でも全く構わないです。戦わせてほしいです。ただ、ROAD FCとは契約が残っているので、そこは消化したいです。敗北後も次の試合の話をしてくれていますし。ケガもないし、もう負けられないです」

──敗戦のショックは引きずっていないですか。

「引きずっていないことはないです……。でも、それを糧にしないといけないです。本当に自分のダメなところが見えた試合だったので。技術的に理解できたことを大切にしたいです」

──そうですね。これまで積み上げてきたものをどうアジャストしていくのか。

「自分がやってきたことを追及して、やり抜きたいです。僕はたくさん負けていますが、やられたらやり返す倍返しの精神で」

──今時、倍返しですか(笑)。

「ハハハハ。とにかく韓国で韓国人に勝たないと。環境的には全く後悔ないぐらい練習ができるんです。『もっと練習したかったなぁ』なんて一切思うことがないぐらい、恵まれた環境で練習させてもらっています。生活はカツカツですけど、本当に充実して強くなれる環境があるんです。

もちろん、日本の土壌と米国を比較することなどできないのですが、自分個人の状況としては何も問題ないので、本当にやるしかないです」

──KRAZYBEE以外ではTEAM OTOKOGIでも練習を続けているのですか。

「ハイ、こないだからまた通い始めました。植松さんが『しょうがない』、『しょうがない』って連呼してくれて。それが逆に痛かったです(笑)。あの優しさが……。なんで、植松さんは僕にはあんなに優しくしてくれるのか……。神酒(龍一)さんなんて、凄く厳しくされているのに(苦笑)。植松さんのところも、自分が強くなれると思って行かせてもらっています。もう中途半端な練習をしている時間はないですから。本当に良いと思うところをチョイスさせてもらって、OTOKOGIや一期倶楽部に通わせてもらっています。本当に助かっていますし、自分が変わったと思っています」

──しばらく休息は必要かと思いますが、早々の復帰戦の決定を期待しています。

「ハイ。凄い良い人達なんですよね」

──エッ、誰がですか。

「あッ、スイマセン言葉が足らなくて。ROAD FCの人達って凄く良い人達ばかりなんです。キム・スーチョル戦の前も、『何も気にせず戦ってくれ』とか、判定に関してもキム・スーチョルの地元のウォンジュで戦うからか、『地元判定とかは絶対にさせないので。そんなことは全く気にせず戦ってほしい』ってジョン・ムンホン代表が直接言ってくれたり。それに会場でも一切ブーイングも起きないですし」

──そうですよね。田村選手のタトゥーはギリかなって思うところもあったのですが、ファンもそういう部分に反応することはなかったですよね。

「そうなんですよ。試合後も拍手してくれたり」

──TVのニュースを見ていると日韓関係、国民感情は悪くなっている一方のような気がしますが、RFCの会場では韓国の人が日本人選手に『ガンバッテ』と日本語で声を掛けてくれますしね。

「本当にそうですよね。韓国の格闘技界のなかで、TVで報道されているような日本への感情は一切感じたことはないです。全くない。一切、全くブーイングなんてなくて、日本人の観客なんてほとんどいないのに声援しか聞こえなかったです。だからこそ、良い試合をして勝ちたいですね。韓国で韓国人選手に勝つことが、ROAD FCへの恩返しだと思っています。それぐらい良くしてもらっています。僕らは韓国人に負けるために用意された選手ではない。だからこそ、勝たないといけないです」

■RFC22対戦決定カード

<RFCライト級選手権試合/5分3R&延長1R>
[王者]クォン・アソル(韓国)
[挑戦者]イ・グァンヒ(韓国)

<ミドル級/5分3R>
福田力(日本)
イ・ドルヒ(韓国)

<88キロ契約/5分3R>
ユン・ドンシク(韓国)
高瀬大樹(日本)

<ミドル級/5分3R>
パク・ジョンギョ(韓国)
ジョン・オジン(韓国)

<バンタム級/5分2R>
田村一聖(日本)
チョ・ヨンスン(韓国)

<ヘビー級/5分2R>
ジム・ゴンオ(韓国)
ルカス谷(ブラジル)

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