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【LFC】キム・フンの負傷で、本領発揮前にK太郎TKO勝利

2012.03.30

Ktaro<ウェルター級/5分3R>
中村K太郎(日本)
Def.1R終了時 by TKO
キム・フン(韓国)

【写真】ラウンドガールと勝利のKポーズを披露するK太郎。消化不良の試合で、汗の量も少ない勝利に、汗をかくためにサウナに行ったとか、行かなかったとか……(スイマセン、行っていません)(C)MMAPLANET

打撃でもプレッシャーを与えて、テイクダウンを奪いたいと語っていたK太郎は、その言葉通り右を振り込みながら、組みついていく。その際、キム・フンも強烈な右を放って行くが、K太郎がロープに詰めてクラッチへ。

しかし、このクラッチがロープ越しになってしまい、一旦ブレイクが掛かる。再開の際、レフェリーがクラッチをしっかりとチェックしておらず、組んでいたクリップが説かれた状態で試合がリスタートしてしまう。

もう一度、組み直す間に重心を下げたキム・フン。コーナーで2度、3度と態勢がいれかわり、ブレイクが掛かる。その後も組みつくK太郎だが、テイクダウンには至らず、徐々にキム・フンのプレッシャーを感じるように。


それでも右を伸ばすK太郎に対し、キム・フンは前蹴り、ヒザを見せる。K太郎は蹴り足を掴んでテイクダウンを奪い、一気に攻め込みたいところだったが、キム・フンがオモプラッタの態勢へ。

少し時間を掛けて、頭を越えようとしたK太郎、キム・フンはフルガードへ。K太郎は直ちに足を一本抜くことに成功したが、残った右足が二重絡みで固定され、なかなかパスを奪えない。細かいパンチを連打したK太郎がパスを仕掛けても、キム・フンも足を利かせて、ソレを許さない。

ラウンドの最後にはインサイドガードから勢いのあるパウンドを落したK太郎だったが、全体的に攻めあぐんだ印象が残った初回となった。2R、何らかの立て直しが必要かと思われたK太郎だが、2R開始の声にキム・フンが呼応しない。コーナーで椅子に腰かけたまま、うなだれた表情を浮かべるキム・フン。右拳の負傷で、K太郎がTKO勝ちを拾う形となった。

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