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【LFC08】勝利目前で――、粕谷逆転一本負け

2012.03.30

Kasuya<ライト級/5分3R>
ロブ・ヒル(豪州)
Def.1R4分55秒 by リアネイキドチョーク
粕谷雄介(日本)

【写真】勝利目前と思われた粕谷だったが、胸を合わされてパウンドを落されると、余裕を失ってしまったか(C)MMAPLANET

修斗ルーキー・トーナメント優勝と紹介された粕谷。プレリミ最終試合で、進行が押している状況で、花道を使った入場はなく、真っ暗な会場のなかヒルの待つ、リングへ上がった。

サウスポーの構えから、プレッシャーを与える粕谷は右ミドルを放っていく。左を振り回すヒルにコーナー際で組みつき、一気にダブルレッグでテイクダウンを奪うと。粕谷は立ち上がろうとしたヒルの背中に飛び乗り、足をフックしてグラウンドへ。

背中が伸びたヒルだったが、リアネイキドチョークへの対応はよく、ここから粘る。腕を入れ替える粕谷に対し、一方の腕を両手でつかんで伸ばすヒルが、胸を合わそうと試みる。何度も背中についていた粕谷は、ついに前方におとされると、直ぐに三角狙いへ。ヒルはこれを担ごうとすると、粕谷はフルガードに戻す。


インサイドから勢いのあるパンチを落された粕谷の動きが止まると、勢いをつけるためにヒルがヒザ立ち上体に。足関節狙いから、背中を許した粕谷は「残り5秒」と叫ぶセコンドの声も届かず、リアネイキドチョークでタップ、逆転で一本負けを喫してしまった。

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