【PXC44】矢地祐介、試合内容を反省も判定勝利でPXC2連勝
【写真】打撃&組みでも危なげなく勝利した矢地、フィニッシュできないことを猛省するのは高い意識の表れだ(C)MMAPLANET
<フェザー級/5分3R>
矢地祐介(日本)
Def.3-0:30-27. 30-27. 29-28
ライアン・マルヴィヒル(米国)
サウスポーの矢地がインローを蹴りながら左ストレート、マルヴィヒルのタックルを切ると離れ際にパンチとハイキックを飛ばす。マルヴィヒルも矢地をケージに押し込んでダブルレッグへ。一度、尻餅をついた矢地だがすぐに立ち上がると、四つ組から足をかけてテイクダウンを奪う。インサイドから身体を起こしてパンチを落とす矢地。マルヴィヒルが身体を起こそうとしても、しっかりと潰してバックを奪う。コツコツとパンチを打ってスリーパーを狙う矢地だったが、マルヴィヒルが正対してインサイドガードへ。上からヒジを落としつつ、立ち上がる矢地に組みついてバックをうかがう。今度は矢地が正対し、インサイドガードに収まったところでラウンド終了となった。
2R、ジャブ、左ストレートを突く矢地。遠間からのタックルを切られたマルヴィヒルは右フックから思い切って飛び込む。そのままダブルレッグ、シングルレッグでテイクダウンを狙うが、潰した矢地がバックに回り込む。暴れるマルヴィヒルに対してバックキープを続ける矢地。マルヴィヒルの動きに合わせて三角絞め→腕十字にトライするが、マルヴィヒルに身体をまたがれて極めることが出来ない。最後は矢地がガードポジションを取る形となった。
3R、矢地が左ミドル。マルヴィヒルのシングルレッグを切って、四つ組でケージに押し込む。そのまま後ろへ回り込んでグラウンドへ引きずり込むと、脇を差して起き上がろうとするマルヴィヒルを抑えてパンチを入れる。さらに矢地はマルヴィヒルの脇腹にヒジを連打し、インサイドガードからパンチを落とす。パスガードを狙いつつ、マルヴィヒルからバックを奪う矢地。マルヴィヒルに正対されても、すぐに蹴り離して立ち上がり、逆にマルヴィヒルのテイクダウンを潰して上のポジションへ。ここでもマルヴィヒルからバックを奪い、今度は腕十字から三角絞めを仕掛ける。そのまま試合終了となり、矢地が判定勝利でPXC2連勝を収めた。
試合後、矢地は「ありがとうございました。今回も攻めきれなくてつまらない試合になって悔しいです」と試合内容を反省し「もっともっと練習してみんなを沸かせるようなエキサイティングなファイトを見せるんでよろしくお願いします」とメッセージした。