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【BFC28】初のトーナメント戦がない大会、注目カードは?

2010.09.09

Clementi9日(木・現地時間)、ルイジアナ州ニューオリンズのマハリア・ジャクソン・シアターで開催されるベラトールFC28。トーナメント戦が行なわれない同大会の公開計量が、8日(水・同)に同所で行なわれた。

【写真】燻銀リッチ・クレメンティが、ベラトール初出場を地元で果たす。NFLのニューオリンズ・セインツと、ミネソタ・ヴァイキングスが同日行なわれ、対戦相手のヴェニエーがミネソタ出身ということもあり、地元の関心を買おうというマッチメイクだが、果たして……(C) BFC

昨年4月の活動開始から、今回で28度目のイベント開催となるBFCだが、イベント・フォーマットの中心軸となるトーナメント戦が一試合も組まれない初めての大会となる。まだ準決勝が始まっていない状態で、トーナメント戦が行なわれないのは、過去2シーズンと違い、4階級から3階級にトーナメント戦が減少したことが影響されているのは確かだ。一応はシーズン4出場権を賭けて戦うという名目が設けられた試合は組まれるものの、明らかにベラトールの名を冠した、イチ地方大会という趣となった同大会だが、それはそれでベラトールらしい通好みのファイターが出場している。

メインは地元ルイジアナ在住のベテラン、リッチ・クレメンティが出場、シーズン2ライト級ベスト4のケーリー・ヴァニアーと対戦する。キャリア55戦38勝16敗1分、日本にもHERO’SやZSTに来日経験があるクレメンティは、昨年2月にUFCをリリースされた後も、米国の小プロモーションや英国北アイルランドなどで試合を重ねてきている。


UFC時代にはライト&ウェルター級、両階級で試合をし、常に勢いのある若手選手と対戦してきたクレメンティは、クリス・ライトルやドリュー・フィケットと並ぶ、職人的な雰囲気を持つMMAファイターだ。堅実さのなかに、鋭いエルボーを混ぜるなど、寝技で打撃を織り交ぜつつ、絞め技で仕留めるスタイルで、北米の燻銀がベラトール初参戦を迎える。

Karaknhanyan vs Leone【写真】ジョージー・カラキャニャンとしては、WEC出場経験のあるアンソニー・レオンにしっかりと勝ち、その存在を世に認めさせたい (C) BFC

フェザー級のシーズン4出場権を賭けた戦いは、ジョージー・カラキャニャンの対戦相手が二転、結局アンソニー・レオンに落ち着くこととなった。空手家の父を持つロシア移民のカラキャニャンは、鋭い関節技と切れのある打撃でシーズン2フェザー級トーナメントの穴的存在だった。準決勝で現BFC世界フェザー級王者ジョー・ウォーレンに敗れたものの、関節技のキャッチへの評価が高い日本の感覚でいえば、彼の勝利でおかしくない試合だった。

シーズン4に向け、WECベテランのレオンを相手に、しっかりと一本、あるいはKOという結果が欲しいカラキャニャンだ。今大会で最も注目したいのが、この試合がキャリア3戦目のエリック・ラーキンだ。マーカス・アンドルシアと対戦するラーキンは、4度に渡りレスリングのオールアメリカンに選出されたアリゾナ州立大レスリングチームのスター選手だった過去を持つ。

Larkin【写真】レスリング全盛のMMAだが、レスリングだけでは勝てないのは周知の事実。エリック・ラーキンはどのような試合を見せるか (C) BFC

UFCで活躍中のライアン・ベイダーやCB・ダラウェー、そしてKOTCウェルター級王者に就いたこともあるアーロン・シンプソンなど、大学時代のチームメイトがMMAで華々しく活躍するなか、母校のレスリングコーチを務めていたラーキンは、09年にその職を辞し、今年の4月に30歳にしてMMAファイターへの道を歩み始めた。

今回の試合はライト級での出場となるが、レスリング時代は149ポンドでディヴィジョン1を制しており、シーズン4でのフェザー級トーナメント出場を目指すラーキン。ベン・アスクレン、ジョー・ウォーレンというレスリング系ファイターが頂点に上り詰めたベラトールに、また注目のファイターがデビューを果たす。

Howich vs Schambari【写真】これが2度目のBFC出場となるマット・ホーウィッチ、前回はノントーナメントマッチでブライアン・ベイカーに敗れており、エリック・シャンバリとの対戦はベイカーに負けた者同士の一戦となる (C) BFC

TVマッチ、最後の1試合はPWP世界ミドル級王座を獲得したばかりのマット・ホーウィッチとシーズン2ミドル級トーナメントで準決勝進出を果たしたエリック・シャンバリの一戦だ。

渋い試合が多いホーウィッチだが、ターレス・レイチという強豪から一本勝ちをした勢いが本物なのか、確かめる上でも大切なグラップラー対決となる。

■BFC28主な対戦の計量結果

<ライト級/5分3R>
リッチ・クレメンティ:155.6ポンド(70.58キロ)
ケーリー・ヴァニアー:156ポンド(70.76キロ)

<フェザー級/5分3R>
アンソニー・レオン:146ポンド(66.22キロ)
ジョージー・カラキャニャン:145ポンド(65.77キロ)

<ミドル級/5分3R>
マット・ホーウィッチ:185.6ポンド(84.19キロ)
エリック・シャンバリ:184.2ポンド(83.55キロ)

<ライト/5分3R>
マーカス・アンドルシア:155.4ポンド(70.49キロ)
エリック・ラーキン:155.4ポンド(70.49キロ)

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