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【PXC42】王者ジャンヨン、得意のキムラロックで初防衛

2014.03.01

<PXCフェザー級選手権試合/5分5R>
[王者]キム・ジャンヨン(韓国)
Def.2R by キムラロック
[挑戦者]トビー・ミセッチ(米国)

昨年9月にマーク・ストリーグルをキムラ&シザースチョークで下して王者となったジャンヨンが初防衛戦。挑戦者のミセッチは矢地祐介にKO勝利し、今回のタイトルマッチに駒を進めた。サウスポーの両者、いきなりジャンヨンがパンチで飛び込み、そのままプレッシャーをかけていく。ジャンヨンのローがローブローとなりミセッチにインターバルが与えられる。再開後、ミセッチはジャブを顔面とボディに打ち分けて左ストレートにつなげる。ジャブと前蹴りのジャンヨン。ミセッチはパンチを顔面とボディに打ち分けて、左ストレート、右アッパーと左ストレートをヒットさせる。ジャンヨンはパンチにタックルを合わせ、離れ際にハイキックを飛ばす。

ガードを上げて前蹴りで距離を取るジャンヨン。ミセッチはジャブと右ボディを織り交ぜた鋭いコンビネーションを見せる。ジャンヨンもボディを打ち返して前に出るが、これがローブローとなり試合が一時中断された。再開後、インローを蹴りながら鋭いワンツーで前に出るミセッチ。ジャンヨンが前蹴りを出すとローブローだとアピールし、ジャンヨンは「当たっていない」と主張する。終了間際、ミセッチのパンチに合わせて組みついたジャンヨンが後方に倒してテイクダウンを奪った。

2R、ここもミセッチがジャブを散らして左ストレートにつなげる。ジャンヨンの右ストレートを返し、前蹴りで距離を取る。さらに組みついてテイクダウンを狙うジャンヨンだがミセッチも離れる。ジャブを突いてロー・前蹴りと攻撃を散らすジャンヨン、右フックをタイミングよく当ててダウンを奪うと、立ち上がるミセッチにクリンチアッパーとヒザ蹴りをまとめる。距離が離れるとジャンヨンが再び右フックを当て、ケージに押し込んでテイクダウンを奪う。足を一本抜いてハーフガードで抑え込むジャンヨンはキムラロックの態勢へ。最後は自分が下になりながらミセッチの左腕を極め、ミセッチからタップを奪った。得意のキムラロックで初防衛に成功したジャンヨン、試合後はバック宙で勝利の喜びを爆発させた。

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